県議会との関係、斎藤氏「各会派との信頼関係構築する」 百条委では「自分の意見伝える」
兵庫県の斎藤元彦知事が24日、再選後の心境などについて報道各社のインタビューに応じ、疑惑告発文書問題の県議会調査特別委員会(百条委員会)が25日に行う最終尋問について「今まで答えたことをベースに、自分の意見をしっかり伝えさせていただくことが大事だ」と述べた。失職後の知事選で再選以降、初の尋問となり、証言内容が注目される。 【写真】斎藤氏「ずっと一人ぼっち」雨中の演説で本音ポツリ 斎藤氏の疑惑などが文書で告発された問題を巡り、百条委などでの斎藤氏の一連の対応を問題視した県議会は今年9月、斎藤氏への不信任決議を全会一致で可決。斎藤氏は同月に失職後、11月の知事選で再選を果たした。 斎藤氏はこの日のインタビューで今後の議会対応について、「それぞれの会派との信頼関係を構築していく」と協調姿勢を改めて示した。 来年1月には阪神大震災の発生から30年となり、県は「創造的復興サミット」などの開催を予定。「30年経つと経験や教訓が風化していくと言われ、非常に大事な節目。こうした機会に多くの方にもう一度、震災のことを考えてもらいたい」と述べた。