政田夢乃はわずか1・68ポイント差でQT回避ならずも涙なし「準備はしてきている」と気丈に前を向く
「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・最終日」(17日、エリエールGC松山=パー71) 【写真】スコアを落とした政田 鈴木愛と抱き合いやり切った表情 2位から出た政田夢乃(24)=なないろ生命=は2バーディー、3ボギーの72とスコアを落とし、通算14アンダーの7位タイに後退。ポイントランキングは大会前の61位から56位に浮上したものの、50位までの来季シード権、51~55位までの来季前半戦出場権に届かなかった。 自身初の最終日最終組が山下美夢有、鈴木愛の女王経験者という豪華なペアリングでスタート。来季の出場権が懸かる大一番のラウンドだったが「気持ち的にはあまり変わらなくて。思っていたよりは緊張しなかった。多分トップとの差がけっこう開いていたので、自分のゴルフをして、最低限5位に入りたい気持ちはあった」と平常心で回った。 しかし、3番パー3で寄らず入らずのボギーをたたくと、悪い流れを断ち切れずに5、10番とボギーが重なった。ホール消化時にリアルタイムで反映される想定のポイントランキングは下がっていく一方。それでも、15、16番の連続バーディーで息を吹き返すと、想定ポイントランキングは前半戦出場権内の54位まで上がった。17番パー5の2メートルのバーディーチャンスを逃すと、最終18番も取れず。他のライバルが順位を上げて、今大会は7位で終えることになり、ポイントランク55位の笠りつ子とは1・68ポイント差で来季前半戦出場権をものにすることができなかった。 QTを回避することはできなかったが、試合後は気丈に前を向いた。「QTの準備はしてきている。来週の一週間はオフというか空くのでしっかり挑戦して、初めてのファイナルQTなので、上位に行けるように頑張りたい」と涙なく語った。