石川県西方沖を震源とする地震で北陸新幹線が約4時間ストップ その時乗客は…
富山テレビ放送
26日夜、石川県西方沖を震源とする地震があり、県内で震度4を観測しました。 県内でこの地震による被害は、ありませんでしたが、北陸新幹線はおよそ4時間にわたってストップ。乗客80人が一時取り残されました。 地震があったのは、26日午後10時47分ごろで、各地の震度は石川県輪島市などで震度5弱、県内では、富山市、高岡市、射水市、氷見市、小矢部市で震度4、そのほかの市町村で震度3を観測しました。 県によりますとこの地震による人や建物への被害は、今のところ報告されていないということです。 北陸電力によりますと志賀原子力発電所は1号機、2号機ともに運転を停止していて、放射性物質の放出などはないということです。 この地震の影響で北陸新幹線は停電が発生し走行中の電車が緊急停止しました。 こちらは地震発生およそ10分後富山行きの「つるぎ」の列車内です。 列車は石川県津幡町付近のトンネル内で緊急停車し、乗客およそ80人が列車内に取り残されました。 *リポート 「午前2時35分です。列車がようやく動き出しました」 列車が運転を再開したのは線路の安全点検などを終えたおよそ4時間後。 JRによりますと乗客に体調不良を訴えた人などはいなかったということです。 *車内にいた人は 「長かった。あすじゃない、きょう仕事がある。予定も狂った。」 「強い地震が続くと怖い」 「最後の1、2時間は寝られたが防犯面もあり(不安だった)。きょうの宿は魚津のはずだったが、それがなしになった」 この停電のため富山-金沢間で3本の列車が運休、6本の列車に3時間半から4時間の遅れが出ました。 また、あいの風とやま鉄道でも安全確認などのため8本の列車に最大で3時間あまりの遅れがでました。 一方、1月の能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市では多くの人が不安を感じていました。 *氷見市民は 「時間も経って(地震を)忘れていた。夜だったので驚いた。大事なものを持ったり服を着たり準備をした。」 「もう大丈夫、もう大きな地震は来ないと思っていたので(驚いた)」 「テーブルの荷物がまた落ちたりした。実家では地震対策の金具を付けたりするが、そこまでしていなかった。実際に昨日の揺れを感じて、改めて対策しようかなと」 またこちらは元日の地震で大規模ながけ崩れがあった園地区です。 26日の地震で地盤に大きな変化はなかったということですが、今後1週間程度は26日と同じ規模の揺れが来るおそれがあり、住民にとって気の休まらない生活が続きます。 Q.裏の崖は確認した? *崖下の住民は 「一応見た。別に特に変わってないなと。しょうがないというか、あきらめてるというか地震が来ないことを祈るしかない」
富山テレビ放送