「カマダに新たなチャンス」伊解説陣が見たラツィオで奮闘する鎌田大地の45分間!中盤がカギとなったウディネーゼ戦に見解 | セリエA
サッリは鎌田の奮起を期待している
その後、マンチーニ氏は再び鎌田に言及。「ルイス・アルベルトが不在ということもあり、サッリは間違いなく、彼の奮起を期待しているはずだ。それにカマダは、昨シーズンまでワールドクラスの選手であることを示していた」と期待を寄せた。 続けてマルコリン氏は、「ビッグクラブにやってくれば、むしろビッグクラブでなくとも、新チームに加われば、監督の要求やチーム内における自分の役割を理解しなければならないものだ」と語り、新天地での適応の難しさを代弁した。 またラツィオOBは、36分にピッチ中央付近で最終ラインからボールを受けた鎌田の1プレーにアドバイスを送った。元フランクフルトMFは、相手陣内へとボールを持ち運んだ後、右サイドのグスタウ・イサクセンにパスを送ったが、ボールは惜しくもデンマーク人MFに届かなかった。 「彼の縦を狙ったポジショニングは完璧だった。だが、ボールをうまくつながなければならない。難しくはなかったはずだ。すぐさまイサクセンへボールを出し、ペナルティーエリア内に侵入するべきだった」 39分には、マッチアップしたロヴリッチに対するファウルで警告を受けるなど苦戦する姿を見せた鎌田。マンチーニ氏は「技術的なクオリティに疑いの余地はない」と本来の実力を認める一方で「今日はこれまでのところ良くない」とその印象を語った。またマルコリン氏も「おそらく彼はまだ、監督が要求するポジショニングや縦を狙ったプレーを自分のものにできていないのだろう」との見解を示している。 ラツィオOBが「技術よりもフィジカル」と語るように、カギとなる中盤で激しい戦いが繰り広げられたウディネーゼとの一戦。サッリは後半開始時、鎌田がすでに警告を受けていたことや戦況も考慮し、よりフィジカルに強いマティアス・ベシーノを投入し、鎌田をベンチに下げる決断を下した。 試合情報 ラツィオ vs ローマ: イタリア杯準々決勝 試合日時:2024年1月11日(木)日本時間2:00 会場:スタディオ・オリンピコ