【ヤクルト】村上宗隆、球宴全セ・岡田監督の4番予告に“即答” 12球団最速10号で2年ぶり出場当確ランプ
◆JERA セ・リーグ 阪神2―4ヤクルト(17日・甲子園) ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が両リーグ最速10号を放った。阪神戦の3回に青柳から3ラン。15日の広島戦(松山)での最年少200号から2戦連発と調子を上げてきた。 【写真】こんなに体格違う!村上宗隆のプロ1号 薄暮の甲子園に乾いた打球音を響かせたヤクルト・村上が右中間最深部にたたき込んだ。「ちょっと(バットの)先っぽでしたが浜風に負けずに入ってくれたので良かった」。1点リードの3回2死一、二塁で青柳のシュートを捉えて2戦連発の10号3ラン。自身6年連続の2ケタ本塁打に両リーグ最速で到達した。 快挙の余韻が残る中での一発だった。15日の広島戦(松山)の8回、9号ソロを放ってプロ野球史上最年少24歳3か月で通算200号に到達したばかり。甲子園でのアーチは22年9月6日以来2年ぶりで、その時も青柳からだった。右腕との対戦成績は打率4割1分、10本塁打、23打点。抜群の相性の良さを発揮して、チームの連勝につなげた。 早くも2年ぶりの球宴出場に当確ランプをともす一撃にもなった。今季の球宴でセの指揮を執る阪神・岡田監督がこの日、要項発表会見に出席。村上を注目選手に挙げ「今年は調子がいいみたい。2戦目(7月24日)は神宮なので160キロの直球を捉えて本塁打を打ってほしい。当然メンバーに入ると思うので4番でいきたい」と予告。村上も「選んでいただけるのならばしっかりプレーしたい」と応じた。不振でまさかの選出漏れとなった昨年から一転、晴れ舞台となりそうだ。(阿見 俊輔) 【記録メモ】 ▼…村上(ヤ)と山川(ソ)が、ともに両リーグの10号一番乗り。セ・パで同じ日に最速の10号が記録されたのは、69年、17年、昨年(セ1、パ2人)に次いで4度目。 ▼…今年24歳の村上は21年以来、自身2度目の両リーグ10号一番乗り。2度以上マークしたのは、王貞治(巨)の5度を最多に16人目。このうち24歳のシーズンまでに2度以上は、中西太(西鉄=53年20歳、55年22歳)に次いで2人目になる。セでは初。
報知新聞社