【住之江ボート・SGグランプリシリーズ】特別戦線で鍛えられた藤原啓史朗がSG初優出決める
住之江ボートの「SG第39回グランプリシリーズ」は21日、準優3個レースが行われる。 苦しんだ一年の努力を結実させる。4日目3R、絶好枠の藤原啓史朗(34、岡山)は速攻逃げで今節初白星。予選6位で初出場だった昨年大会に続き準優進出を果たした。 「バランスが取れている。行き足がよくてSしやすいし、勘もズレていない」。予選5走の仕掛けをコンマ08から11にまとめたように、行き足を中心に良好だ。 今年はGⅠ&GⅡ出場が15節。いずれも予選敗退だったが戸田クラシック、大村オーシャンC、戸田ダービーとSGでも3大会に出場するなど特別戦が主戦場だった。 「記念をたくさん走らせてもらったぶん、成績はよくなかったし、しんどかったけど、(初めて)ダービーにも出られたし、いい経験をさせてもらった」 大舞台での貴重な経験が、岡山の次世代エースを成長に導く。成長の証しとして2枠の準優9Rは、SG初優出を決める。(海老澤義勝)