【韓国】尹錫悦大統領は後悔? 特殊部隊を国会に「1000人送るべきだった」との発言報道
非常戒厳解除直後の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(64)の話が20日、一部公開された。3日夜10時半の談話で非常戒厳を宣布したが、直後の4日午前1時過ぎに国会で野党主導による解除案が通過した。 その直後だった。尹大統領は、ソウル市内の合同参謀本部の地下バンカーで数人の参謀と会議を開き「国会に(特殊部隊)1000人は送るべきだった」と話したことが明らかになった。 20日に総合日刊紙の中央日報が報じたもので「尹大統領は4日、国会本会議場で戒厳解除要求の決議案が可決されてから約20分後の午前1時20分から同50分頃までの30分間、合同参謀戦闘統制室を訪問した。戦闘統制室は大統領室と同じ敷地内にあり、地下3階にバンカーがある。このうち結審室は軍首脳部の中でもごく少数だけが出入りできる施設だ」と説明した。 そこで「沈痛な雰囲気の中で行われた会議で、尹大統領は国防長官に『国会に兵力をどれだけ入れたのか』と尋ねた。『500人程度』という国防長官の答弁に尹大統領は『ほら、足りないじゃないか。1000人は送るべきだった』と反応したという」と伝えた。 また、大統領らの内乱罪容疑で非常戒厳を捜査する高位公職者犯罪捜査処は最近、軍関係者を呼んで調査する過程で、このような供述を得たという。 中央日報は「この発言は、12日に大統領の戒厳関連で4回目となった国民談話の内容とは相反する陳述だ。大統領は当時の談話で『小規模だが兵力を国会に投入した理由は、巨大野党の亡国的な形態を象徴的に知らせ、戒厳宣言の放送を見た国会関係者と市民が大挙集まることに備えて秩序維持をするためのもの。国会を解散させたり機能をまひさせようとするものではないことは自明だ』と言及していた」と報じ、12日の大統領談話は真実ではないことの裏付け、との趣旨で報じた。