『治癒魔法の間違った使い方』坂田将吾×田中敦子が大切に演じた「師弟のドラマ」
坂田さん、田中さんが実際に経験した「過酷な日々の特訓」とは?
──本作の中でオススメの注目キャラはいますか。 坂田 シグルスがカッコいいですよね。今の僕には絶対真似が出来ない、てらそま(まさき)さんの貫禄ある演技が素晴しいなって思います。 あとは、どんどん激ヤバな感じになっていくスズネですかね(笑)。美人なのにヒロイン然としていないのが魅力で、ウサトに好意を持ってるっぽいんですけれど不器用すぎて気持ちが伝わらない、そのすれ違い感が良いなって思っています。 田中 私もスズネちゃんが大好きです。現実世界では高嶺の花なのに、異世界に来たらイメージがどんどん崩れていくのが面白くて。ギャップ萌えのある女の子ですよね。ウサトに対するじゃれつき方に、可愛らしさがあるのもお気に入りです。 ──本作で描かれる、治癒魔法の間違った使い方についてはどう思われましたか。 坂田 まるで想像がつきませんでした。魔法が使えるなら、自分もぜひ活用したいと思います。毎日夜ふかししても、朝にはスッキリ現場に行けそうなので(笑)。 田中 私もあんな風に治癒魔法を使えたらって思います。肉体改造のサポートとして痛いところを直したり、体調を整えたりって最強じゃないですか。 ──では最後に、ローズがウサトに課していたような「苛酷な日々の特訓」の経験はこれまでにありますか? 坂田 学生時代は野球部・卓球部・演劇部だったんですけれど、野球部時代には練習とか走り込みなんかを頑張っていました。レギュラーにはなれなかったんですけれど、試合中ベンチでずっと声出し応援をしていたおかげで、大きい声をしっかり出せるようになったと思っています。 田中 私は声優になる前の会社員時代に月に一回舞踊団でのステージがあったので、毎日午後6時までお仕事をした後、稽古場へ行って深夜近くまでレッスン、という生活をしていました。苛酷ではありましたが「あの時頑張れたんだから、何があっても大丈夫!」って思える経験になりましたし、今の仕事にも活かされているのかなって。 坂田将吾(さかた しょうご) 1月23日生まれ。青二プロダクション所属。主な出演作は『チェンソーマン』(早川アキ)、『転生王女と天才令嬢の魔法革命』(アルガルド・ボナ・パレッティア)、『Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~』(阿以蘭丸)ほか。 田中敦子(たなか あつこ) 11月14日生まれ。マウスプロモーション所属。主な出演作は『攻殻機動隊』シリーズ(草薙素子)、『ジョジョの奇妙な冒険』(リサリサ)、『名探偵コナン』(メアリー・世良)、『呪術廻戦』(花御)ほか。 (C)くろかた/MFブックス/「治癒魔法の間違った使い方」製作委員会
ライター 川畑剛