6歳になった「ののちゃん」の歌が息苦しい理由とは?タトゥー風写真も話題
10月24日、歌手で子役の「ののちゃん」こと村方乃々佳が、ミツカン「カンタン酢トマト大試食会」に登場。 【動画】ののちゃんが歌う「三百六十五歩のマーチ」
自ら商品ソングを売り込み共演者とからむ、進化した子供タレント芸
商品を使ったミネストローネを試食して「野菜嫌いのお子様にも絶対に合うと思う」とコメントしたかと思いきや、同席した女性4人組のお笑いグループ「ぼる塾」とも、“まぁねー”でやり取りしてみせる器用さまで披露し、進化した子供タレント芸で楽しませてくれました。 「すごくおいしかったから、カンタン酢トマトの歌を歌いたいです」と自ら売り込むののちゃんに、ミツカンの担当者が快諾したところでイベントはお開きに。 最近では自身の公式インスタグラムで腕にタトゥーっぽい落書きをした写真も波紋を呼びましたが、相変わらず注目を集めているようです。 そんなののちゃんも、早いものでもう6歳。2021年、2歳のときに歌った「いぬのおまわりさん」が大バズりすると、ミニアルバム「ののちゃん 2さい こどもうた」をリリース。2023年には史上最年少の童謡歌手としてギネス認定されたのです。 音楽番組やバラエティ番組にも多数出演し、童謡のみならず「たしかなこと」(小田和正)や「裸の心」(あいみょん)などのJポップまで歌いこなす姿が多くの大人たちの心をつかみました。 最近ではテレビ番組で耳にする機会が減りましたが、自身のYouTubeチャンネルやレコード会社の公式動画では最新版の歌をチェックできます。 「ぼる塾」と流暢(りゅうちょう)な絡みを見せるほどに成長したののちゃんの歌は、いまどんなことになっているのでしょうか?
期待されていることを理解してのサービス精神
まず自身のYouTubeチャンネル。8ヶ月前に更新された「ハローキティ」が一番新しい動画です。お母様といっしょにカラオケで歌っています。 一見、あの溌剌(はつらつ)とした子供らしさ、言葉を発音すること自体が楽しくて仕方ないといったアタック感の強さは変わっていないように思われます。 しかし、そこにある種の客観性と自重する力が働いていることは見逃せません。 つまり、2歳の歌声を期待されていることを6歳の子供なりに理解してしまっている。頭で理解できてしまっている分だけ、勢いが削がれている。ののちゃんの中で、サービス精神とストッパーがせめぎ合っている、きゅうくつな歌になっているのですね。 “成長したのだからそれぐらいの気をつかえるのも当たり前じゃないか”と思う人もいるかもしれません。しかし、それは周りの顔をうかがうような、びくびくとした処世術なのではないでしょうか。 2歳のときみたいになんて恥ずかしくて歌えるわけがないでしょ、という健全に逆らう子供らしさがあまり感じられない。そこに、息苦しさを感じるのです。