公共料金を「口座引き落とし」にして放置していたら、振替日までの入金を忘れてしまいました…。すぐに入金すれば再振替してもらえますか?
急な出費があったりお金を多めに引き出していたりして、公共料金の引き落とし日に残高不足になっているケースがあります。一度振替ができなかったときは、状況に応じて再振替できるときとできないときがあるため、確認が必要です。 今回は、公共料金の再振替ができるケースや支払わないままでいるとどうなるか、また残高不足を防ぐコツなどについてご紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
公共料金の再振替はできる?
公共料金の再振替ができるかは、会社によって対応が異なる可能性があります。 東京ガス株式会社の場合だと、振替日指定がある場合はその日1回のみが振替対応日となるため、振替できなければ払込書による支払いが必要です。振替日に振替ができなかった場合、1週間から10日後に再び引き落としが行われます。そのため、再振替までに入金すれば問題ないといえます。 もし再振替日にも引き落とせなかったときは、振替指定のときと同様に払込書による支払いになります。払込書で支払うときは、コンビニや銀行、スマートフォン決済などの利用が可能です。 詳しい振替日の詳細は利用している会社に問い合わせしましょう。
支払いができないままでいるとどうなる?
口座から振替できず、支払いも滞納し続けると、支払期日を超えた日から利息が発生するケースが多いです。関西電力株式会社によると、家庭で使われる電気の場合、支払期日の翌日から10日までに支払えば延滞利息が請求されません。 しかし、10日を超えると年利10%の利息も加算した金額を支払うことになります。さらに、支払期日から20日を超えると電気が止められる可能性もあるため、口座振替ができなかったときはなるべく早く対応しましょう。なお、会社によってガスや水道、電気が止められるまでの日数は異なります。 一度ガスや水道、電気が止められてしまうと、滞納している料金を支払うまで再開されません。また、支払い後に供給再開の申し込みが必要なケースもあるため、確認しておきましょう。
残高不足にならないコツ
残高不足にならないためには、こまめに口座残高を確認しておくことが大切です。スマートフォンのアプリで口座を管理するケースも多いため、アプリやスマートフォン本体のリマインダー機能を活用しましょう。支払い日が近づいたときにリマインドすることで、お金が足りなくても事前に不足分を入金できます。 また、生活費が苦しく公共料金の費用が捻出できないときは、家族や友人を頼ることも方法のひとつです。家族や友人であれば、金融機関から借りたときのように利息なしで借りられる可能性もあるでしょう。ただし、お金の貸し借りはトラブルにもつながりやすい事柄です。お金が必要な理由と返済日をはっきりさせたうえで、書面などで形に残るように行いましょう。 ほかにも当日払いをしてくれるバイトを利用できれば、お金が足りないときにお金を工面できます。ただし、登録に時間がかかる会社もあるため、事前に短期バイトを利用できるサイトへ登録しておく必要がある点には注意です。 それでもなおお金が足りないときは、公共料金の各会社へ相談してみましょう。状況によっては、支払期日の猶予を認めてもらえる可能性もありますので、無断での滞納はやめましょう。