「ちょっと覇気が感じられない」清原和博氏がCS解説で古巣・西武に愛あるゲキ! 課題についても言及
西武や巨人などで活躍した元プロ野球選手の清原和博氏が6月6日、坂口智隆氏とともにCS放送『フジテレビONE』の主音声でヤクルト‐西武戦(神宮)の解説に登場した。 【動画】見たか!西武、元山が起死回生の一発を放ったシーン 副音声には、かつて西武で9年間同じユニフォームを着てプレーした鈴木健氏も解説に登場。同氏は清原氏に向かって「偉大な大先輩でもありますし、目標にしてきた選手」といえば、清原氏は「彼が入って来たとき天才バッターが入って来たと思った。衝撃を受けた」とのやり取りを展開した。 通算525本塁打の稀代のスラッガーは、現在リーグ最下位に沈む古巣の西武打線について「打線のつながりでしょうね、ライオンズに関しては…」と話し、この日、6番スタメンで2022年のドラフト1位で入団した蛭間拓哉について「1年経つごとに、ドラフト1位というのがのしかかってくる」と自身の経験も交えて話していた。 ヤクルトでは、自身の最年少200号の記録を塗り替えた村上宗隆については「苦しんでたけど、シーズン長いですから、交流戦を乗り切れば後半戦は期待できる」と太鼓判を押したが、初回の一死一・二塁で左飛に倒れた打席に関しては「4番の仕事として最低でもランナーを進めておきたかった」と、注文も忘れなかった。 また、2022年に三冠王を獲得した当時と比べ「今年はね、数字の割には、ちょっと印象度が薄い。数字と印象がかみ合っていないかな」とし、打撃フォームについて「トップの位置から打つときに(グリップが)少し下がる」ことを指摘していた。 また、この日の西武の先発は菅井信也。育成から這い上がってきた左腕について「強い気持ちの精神力の持ち主だと思う」とし、菅井が巨人、西武で活躍した内海哲也(現巨人投手コーチ)を目標にしているとのことから「タイプ的に似てるんでしょうね」と頷いた。 その菅井は初回にランナーを背負い苦しい立ち上がりとなり「緊張してますね。しょうがないですよね」と慮ると、ピンチを切り抜けると「最後投げ切りましたね。踏ん張りました」と左腕を労っていた。 西武打線が5回、ヤクルト先発の高橋奎二に三者三振に倒れると「(高橋に)簡単にストライクあげますね。積極性がない。もっともっと攻めていっていい。ちょっと覇気が感じられない。高橋投手の方が覇気がある」と打撃に関して積極的に振っていく姿勢を求めた。現役時代は西武ライオンズの主力として長年チームを支えただけに、古巣の低迷は気になるところだろう。愛あるゲキを生かすことができるか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]