ムシアラのバロンドール候補選外にバイエルン幹部激怒 「まったくもって理解不能」
21歳にしてバイエルンで絶対的存在
4日(現地時間)、フランスのサッカー雑誌『フランス・フットボール』は今年の男子のバロンドール受賞候補者30人を発表したが、この中にバイエルン・ミュンヘンのMFジャマル・ムシアラの名前はなく、同クラブのマックス・エバール取締役は驚きと怒りを感じている。 [映像]ブンデスリーガ第2節 バイエルン・ミュンヘン対フライブルク ハイライト 21歳にして既にバイエルンで中心的存在となっているムシアラは、昨季も公式戦38試合出場で12ゴール8アシストを記録し、2011-12シーズン以来の無冠に終わったバイエルンの中でFWハリー・ケインとともに奮闘。また、今夏のEURO2024でもドイツ代表の一員として臨み、3ゴールをマークするなどドイツの攻撃を牽引し、大会のベストイレブンにも選出されていた。 こうしたムシアラの活躍を考えれば、少なくとも30人の候補者の中には入るだろうというのがエバール氏の主張のようだ。同氏はドイツメディア『dpa』の取材に対して、今回の選考結果への不満を口にしている。 「私はバロンドールの候補に選ばれた全ての選手の実力を認めている。しかし、バイエルンの関係者にとって、このリストにジャマル・ムシアラが入っていないことは大きな驚きだ。ジャマルはEURO2024で素晴らしいパフォーマンスを見せた選手の一人であり、大会のベストイレブンでトップスコアラーだ。それに加えて、バイエルンは彼のおかげでチャンピオンズリーグで準決勝まで行った。彼を30人の候補者の中に入れないのは、まったくもって理解不能だ」 バロンドールは、100人の新聞記者の投票によって候補者30人の中から受賞者が決まる。今年の表彰式は、10月28日にパリで開催される。
構成/ザ・ワールド編集部