《ドラッグストアでの「ポイ活」》実践者は「3128円分の会計が実質73%オフの761円になった!」…効率よく貯めるコツは「生活リズムに組み込む」こと
「ポイ活(ポイント活動)」と聞くと、面倒臭いというイメージがあるが、避けてばかりではもったいない。これから始めるのに適しているのが、日用品購入で行く機会の多い「ドラッグストア」だ。コツコツ稼いだポイントが大きな差を生む。【前後編の前編】
「究極のヘソクリになる」
「トイレットペーパー、ティッシュ、ボディソープ、風呂用洗剤……」そう書かれたメモを片手に日用品を近所の「ドラッグストア」へ買いに行く。レジに着いたら決まってかけられる「ポイントカードはございますか?」の声。早く買い物を済ませたい一心で「ありません」と断わっていないだろうか。 日本チェーンドラッグストア協会の調査によると、全国のドラッグストアの店舗数は2万3041店舗(2023年)で、前年より957店舗増加。コンビニ最大手・セブン-イレブンの店舗数より多い。全国で熾烈な出店競争が起きているが、大手チェーンは顧客囲い込みのために「ポイントサービス」も拡充している。 家族4人で暮らす節約好きのお笑い芸人・井上ポイント(41)は、ドラッグストアでの「ポイ活」は「男にとって究極のヘソクリになる」と言う。 「面倒くさがる男性が多いのはわかりますが、生活圏内で通いやすいドラッグストアのポイ活はやらなきゃ絶対にもったいない。僕は最近、ウエルシアでシャンプーなどをまとめ買いした3128円分の会計が、ポイントや割引き制度で約73%オフの761円で済んだことがありました。男性はポイントでお酒などを買ってもいいし、これも立派なヘソクリです」 “男のポイ活”を始めるには、まず各チェーンの出店戦略や得意分野を知ることが大切だ。 流通ジャーナリストの石橋忠子氏が言う。 「郊外住宅地への出店が多いウエルシア、ツルハドラッグ、サンドラッグ、スギ薬局などは食品も扱う総合型店舗。都市型店舗が多いマツモトキヨシは医薬品や化粧品などのPB(プライベート・ブランド)商品の開発に注力しています。近年は2021年に経営統合したマツキヨココカラ&カンパニー、現在協議中のウエルシアとツルハの経営統合など業界再編も進んでいます」