他球団も垂涎!? セ・リーグの現役ドラフト注目投手(5)巨人の“移籍候補”は…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフトで特に注目したいセントラル・リーグの投手を紹介する。
畠世周(読売ジャイアンツ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:186cm/82kg ・生年月日:1994年5月31日 ・経歴:近大福山高 - 近畿大 ・ドラフト:2016年ドラフト2位 今季、右肘のクリーニング手術から復帰を果たした畠世周。ファームでは好投を見せており、投手陣が課題となっている球団にとっては、魅力的な存在となりそうだ。 近大福山高から近畿大を経て、2016年ドラフト2位で読売ジャイアンツへ入団。ルーキーイヤーはシーズン中盤から先発ローテーションに定着し、13試合登板で6勝4敗、防御率2.99の成績を残した。 しかし、プロ2年目以降は度重なる故障に苦しみ、思うようなピッチングができないシーズンが続いた。 それでも、2021年途中にリリーフへ転向すると、同年は52試合登板、防御率3.07をマーク。翌年も27試合に登板するなど、中継ぎ陣の一角として存在感を示した。 昨季は右肘クリーニング手術を受けた影響で一軍登板はなかったが、今季は7月に一軍での復帰登板を果たした。 しかし、一軍での登板機会は、復帰戦のわずか1試合のみ。一方で、ファームでは37試合に登板し、防御率1.41の好成績を残した。 今季、巨人の中継ぎ陣では、船迫大雅や泉圭輔、平内龍太など結果を残した右腕も多く、一軍枠争いは熾烈となる。先発、中継ぎ問わず豊富な実績を持っているだけに、現役ドラフトの対象となれば、興味を示す球団も多いだろう。
ベースボールチャンネル編集部