鮮やか!70年前の国頭村、カラー写真で鮮明に記録 米国のキューソンさん、仲介者通し寄贈 伊地区 沖縄
1954年3月に撮影された国頭村伊地区のカラー写真が5月16日、同区に寄贈された。70年前の風景が鮮明に記録され、受け取った地元住民も「大事にしたい」と喜ぶ。 【今と比較も】カラーで記録された70年前の国頭村 写真は米国在住のドン・キューソンさん(81)が収集したもの。かつて米軍嘉手納基地に配属され、約5年間沖縄に滞在した経験があるキューソンさん。配属時に趣味で沖縄の景色などを撮影し、帰国後も沖縄の写真の収集を続けてきたという。 今回寄贈した写真には、赤瓦やかやぶきの民家、未舗装の道路、段々畑などが写り、当時の人々の暮らしが分かる。 キューソンさんが撮影場所の集落名などを特定したいとSNSで情報提供を呼びかけたところ、読谷村在住で米国出身のラブ・オーシュリさん(71)の目に留まった。 一目で伊地地区だとわかったというオーシュリさん。区の高齢者たちに見せてあげたいとキューソンさんに連絡をとり、今回の“プレゼント”が実現したという。
琉球新報社