そんなに変わる!? モデューロの車種専用ホイールで走りが激変する理由は?ヴェゼル編【Modulo 30th Anniversary EXPO】
ホンダの純正アクセサリーの中でも走りのパフォーマンスアップにつながるアイテムにつけられているというイメージが強い「Modulo(モデューロ)」ブランド。ブランド生誕30周年を記念してメディア向けに開催されたイベント「Modulo 30th Anniversary EXPO」には、Moduloブランドの現在・過去・未来が揃っていた。ここでは、間もなく登場する未来のホイールについて紹介しよう。 【画像を見る】車種専用ホイールがタイヤの性能を引き出すわけ REPORT:山本晋也(YAMAMOTO Shinya) PHOTO:井上 誠(INOUE Makoto)/HondaAccess
車重や重心高に合わせたホイールが標準装着タイヤの性能を引き出す
1994年、ホンダ・ビガーの純正アルミホイールとして誕生したのが「Modulo(モデューロ)」ブランド。つまり2024年はモデューロ30周年の記念すべき年だ。 というわけで、ホンダの純正アルミホイールを担うホンダアクセスが『Modulo 30th Anniversary EXPO』なるメディア向けのイベントを開催した。モデューロの歴史を知ることのできる懐かしいデモカーや、モデューロの走りを支える重要なファクターである「実効空力」の開発フローを疑似体験できるアトラクションの用意などあったが、やはり注目なのはモデューロの未来を示す新作アルミホイールの比較試乗だろう。 2024年春にマイナーチェンジを控えるヴェゼル、そのために開発されたモデューロの新作アルミホイール「MS-050 」をひと足早くテストドライブする機会を与えられた。 比較に使われたのはハイブリッドAWDパワートレインのヴェゼルでともに2021年式。ホンダアクセスが純正アクセサリーとして用意するエアロパーツを装着、どちらもミシュラン製の標準装着タイヤを履いているなど、ホイール以外はイコールコンディションでの試乗となった。 結論をいえば、新作アルミホイール「MS-050」を履いたマシンは、明らかにグリップ力が高まっていた。もともとミシュランのタイヤはサイドウォールをしならせてトレッド面をしっかり接地させる傾向にあるが、そうした特性がより引き出され、ステアリングをグイグイ切り込んでいっても、しっかりとタイヤが接地している感覚が味わえた。 誤解を恐れずにいうながら、まるでタイヤ銘柄が違っているようなレベルでコーナリング性能、コントロール性が異なっていた。