SAGA久光スプリングスが快勝リスタート ザックマリーがアタック&ブロックで存在感 涙の皇后杯準Vから中6日【SVリーグ女子】
◆バレーボール・大同生命SVリーグ女子 SAGA久光スプリングス3―0KUROBEアクアフェアリーズ(28日、富山県魚津テクノスポーツドーム) ■新ユニホームで3人娘がかわいい~~ポーズ【写真】 7位のSAGA久光がリスタートの一戦を快勝で飾った。11位のKUROBEに25―19、28―26、25―16でストレート勝ち。通算11勝8敗で、順位は7位(14チーム中)のまま。 21日の天皇杯・皇后杯全日本選手権決勝ではヴィクトリーナ姫路を相手に2セットを先取し、3大会ぶりの優勝に王手をかけながら、逆転負けを喫した。悔し涙に暮れた失意の敗戦から中6日、再開したリーグ戦で酒井新悟監督は(55)はレフト側からの攻撃をグレタ・ザックマリー(32)と北窓絢音(20)に託した。この起用に応え、アタックではザックマリーがチーム最多となる18得点で、北窓も11得点の活躍。チーム全体でのバックアタックによるポイントも目立ち、ライト側からの攻撃を担うステファニー・サムディ(26)も加えた3人で計7本を成功させた。 スパイカー陣がコートで輝けたのも、KUROBEの攻撃に粘り負けせず、拾い、つなぎ続けたからだ。第3セット、食い下がるKUROBEを16―15から一気に突き放した7連続得点は、リベロの西村弥菜美(24)や北窓の好守が呼び込んだ。「ブロックと(フロア)ディフェンスから、いい組み立てができて、攻撃につなげられました」。パリ五輪代表のミドルブロッカー、荒木彩花(23)は14打数9得点で64・3%の高い決定率をマークしたアタックだけでなく、3得点のブロックでも目を引き、この試合のPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いた。 SAGA久光にとって明るい材料は、ザックマリーが3セットを通して安定したプレーを披露したことだろう。ブロックポイントはチーム最多の5本。開幕直後の試合で腰を痛めるなどコンディション面での調整等にも苦しむ中、本領発揮のパフォーマンスは上位浮上を図るスプリングスに落ち着きをもたらす。 【#OTTOバレー情報】