がん治療中のチャールズ国王は「いら立っている」と甥が明かす
がんを患っていることを公表して以来、チャールズ国王は治療のため、公務の大半を取りやめています。 【写真】退院後、笑顔で手を振るチャールズ国王&カミラ王妃 バッキンガム宮殿がその診断について公表してから2カ月近くがたつ3月24日(現地時間)、オーストラリアに滞在中のピーター・フィリップス氏(アン王女の長男)が地元テレビ局『スカイ・ニュース・オーストラリア』の単独インタビューに応じ、最近の国王の様子について語りました。 フィリップス氏によると、伯父の国王は「非常にいら立っている」とのこと。ただ、それは国王が、「したいことのすべてを思うようにできない」ことにストレスを感じているためであり、「元気である」ということだといいます。 また、国王は「非常に現実的で、自分自身のことに集中すべきときがあるということも、理解している」とのことです。ただ、常にスタッフや周囲のあらゆる人たち、担当医や看護スタッフに「これはしてもいい? あれはできる?」と尋ね、「いいですよ」と言わせようとしているそうです。 「つまり、明らかに国王は、普通の状態に戻りたくて仕方がないのです。期待するほど早く回復しないことに、いら立っているのでしょう」 いっぽう、チャールズ国王は「義理の娘」であるキャサリン皇太子妃が自らもがんと診断されたことをビデオメッセージで公表したことについて、その直後にバッキンガム宮殿を通じて声明を発表。 そうしたかたちで公表する勇気を持った皇太子妃を、「とても誇りに思う」と述べています。
一緒に公務に参加したキャサリン皇太子妃とチャールズ国王、2022年2月撮影 宮殿の広報担当者はそのほか、「国王とカミラ王妃は今後も、困難な状況にあるウィリアム皇太子一家に愛を送り、支え続けます」とコメントしています。
Emily Burack and Ryoko Kiuchi