タカキベーカリー、9月1日から値上げ 石窯パンなど平均3.8% レーズンとオリーブ油が値上がり
パン製造のタカキベーカリー(広島市安芸区)は8日、一部のパンの希望小売価格を9月1日の納品分から平均3・8%値上げすると発表した。原料のレーズンとオリーブオイルが、産地の天候不順で値上がりしたため。 対象はレーズンとオリーブオイルを使った「石窯レーズン&くるみ」や「石窯全粒粉ブレッド」など39品目。値上げは昨年7月以来となる。レーズンは主産地の米国とトルコで2023年産が不作で、取引価格が上昇。オリーブ産地の地中海沿岸が干ばつに見舞われ、オリーブオイルが高値になった。 同社は「値上げは心苦しいが、商品の安定供給と品質の維持のためにご理解いただきたい」としている。
中国新聞社