【ラグビー】トヨタヴェルブリッツが開幕に向け会見。A・スミス、B・バレットが意気込み語る。「情熱と愛情を持ってチームを引っ張っていく」姫野主将
2020年にサントリーサンゴリアスでプレーしたボーデン・バレットも「スティーブ・ハンセン、アーロン・スミス、トム・ロビンソンといった親しい人の存在が大きい。前回はコロナのパンデミックもあり、行動が制限されていたので、今回は観光なども含めて楽しみにしています」と笑顔を見せた。 そして、バレットは2027年までニュージーランド協会と契約を結んだことにも触れ、「ニュージーランド代表としてプレーしていきたいという思いがあります。だから、ヴェルブリッツでプレーする1年の中でメンタル面をリフレッシュしながら、多くを学んでNZに戻りたいと思っています」と話した。
ラグビー界屈指のハーフ団の入団で、これまでのフィジカルの強みを前面に出したヴェルブリッツのラグビーに、よりスキルフルな要素が加わる。姫野も「周りを生かせる選手が来たことによって、自分たちのフィジカリティにより一層磨きがかかる」と期待を口にする。そして「合流して間もないけど、アタックはこうした方がいいとか、いろいろアイデアを出したりして、リーダーシップもすごくある」と早くもチームへいい影響を与えているようだ。 この日発表になった12月9日のブラックラムズ東京との開幕戦の先発メンバーには、姫野、アーロン・スミス、ボーデン・バレットの他にNO8にピーターステフ・デュトイ、CTBにシオサイア・フィフィタとW杯メンバーが名を連ねた。世界トップ選手たちが織り成し、どんなラグビーを見せてくれるのか。 「もちろん目標は日本で一番になること。選手としてはグラウンドでラグビーのすばらしさを常に発信していって、沢山の人に感動や勇気を感じてもらえるように頑張っていきたいと思います」 姫野キャプテンの力強い言葉から、今季にかける強い思いが伝わってきた。 12月9日、いよいよ3季めのリーグワンが開幕する。