フリマアプリにコメを出品しても問題はない？（画像はイメージ）

　2024年産の新米がスーパーなどで売られるようになり、コメの品薄の解消が期待されています。一方、品薄の影響なのか、フリマアプリではコメの出品が相次いでおり、中には高い価格で出品している人もいるようです。SNS上では「フリマアプリでコメが通常の3倍近い値段で売られているのを見掛けた」「フリマアプリで売っているコメ、高過ぎないか？」という内容の声が上がっています。 【画像】「えっ…！」　これがメルカリ＆ラクマで出品してはいけない“食品”です！ 　そもそも、フリマアプリにコメを出品しても問題はないのでしょうか。コメを市場よりも高額な価格で出品した場合、規約上、問題となる可能性はあるのでしょうか。 　食品を出品する際のルールや、ルールに違反した出品者への対応などについて、メルカリ（東京都港区）のほか、フリマアプリ「楽天ラクマ」を運営する、楽天グループ（東京都世田谷区）の担当者にそれぞれ聞きました。

開封済みの食品の出品は禁止

　メルカリの担当者にコメの出品の可否を聞くと、「大変恐縮ではございますが、個別の出品物に関する対応方針については、コメントを差し控えさせていただきます。出品物に関しては、多様な価値観により、さまざまなご意見があるものと認識しております」と回答。 　その上で、「メルカリは、個人間で簡単かつ安全に売買できるマーケットプレイスをコンセプトとしており、出品禁止物の該当性については、2021年1月に定めた『マーケットプレイスの基本原則』および本原則にのっとり、定めている利用規約・ガイドに準じて判断しております。禁止出品物に該当する場合は、商品ページの削除などの対応を行っております」と説明しました。 　担当者によると、食品の出品に関しては、各種法令のほか、安全面や衛生面を考慮した上で、「出品時に消費（賞味）期限と食品表示が確認できる写真を掲載する」「生の食肉や魚介類の出品は禁止」などのルールを設けているということです。ルールを守れば、食品の出品は可能だといいます。 　開封済みの食品や表示されている賞味期限が切れている食品など、衛生面に問題がある食品については、禁止出品物に該当するため、出品を確認次第、商品ページの削除などの対応を行っているということです。