最新「スピード取り締まり」がヤバい! パトカー見える前に“一網打尽”!? 恐怖の「おいでおいで作戦」&「いないいない作戦」の正体とは!
前後計測可能!? 最新型レーダーパトカー配備が全国に広がっている!
速度計測器を屋根に設置したパトカーは、古くから北海道で広く活躍してきましたが、最新“JMA-401”搭載の新型レーダーパトカーは、北海道以外にも広がりをみせているようです。 確認できた限りでは、すでに和歌山県、島根県、福岡県、佐賀県、大分県などでも導入されています。
前述の通り、従来のレーダーパトカーなどとの違いは前後からくる車両の速度を遠くの位置で計測できる点にあります。つまり近づいてくる方、遠ざかっていく方の両方が計測可能です。 玉さんが警察関係者に確認したところ、次のような証言を得たといいます 「片側2車線ずつの計4車線を同じ停車位置から計測できます」 もちろん場所にもよると思いますが、実際に対向車線も含め両方の車線を計測していた場面を目の当たりにしたこともあるといいます。 ただし、不明点もあります。 まず、違反車両の速度を計測するのにレーダー波を出したままにしているのかという点。そして速いクルマに対しピンポイントで計測する、いわゆる「ステルス機能」が可能なのかという点です。 ただ、古いレーダーパトカーにもピンポイントで照射するステルス機能があったということから、当然できそうだとも玉さんは予想しています。 なお、旧式のレーザーパトカーでおこなわれていたという「走行しながら追尾式で計測」ができるのかについても、現時点ではわかっていないそうです。 今後はそのような部分も解明して、動画で発信して行きたいと玉さんは話していました。
おいでおいで作戦と最新レーダーパトカーに「傾向と対策」はあるのか
玉さんによると、国道230号の定山渓で検挙されるクルマの多くは地元ナンバーですが、一方で印象的なのは地元ナンバー以外のクルマだといいます。 滅多に見かけない本州ナンバーをはじめ、道内の地方ナンバーや観光客のレンタカー、それに初心者マークの付いたクルマの検挙が目につくとのこと。
また、2台以上の速いクルマが連なって走っている場合は基本的には先頭車両が検挙され、2台目以降のクルマは速度に差が無くても検挙されないようでした。 おいでおいで作戦の対策は、どのようなことがあるのでしょうか。当然ですが法定速度を守ることです。 制限速度付近で走っていると後続車にあおられることもありますが、その場合は安全な場所で先頭を譲ると良いでしょう。前述の通り、検挙される確率が高いのは先頭車両です。 また最新レーダーパトカーに搭載されたJMA-401が発するレーダーは、現在発売中のレーダー探知機で直接的に探知することはできません。 しかしレーダー探知機やオービスアプリには、 レーダーパトカーなどがよく待機している主な取り締まりポイントが登録されています。全て網羅されてはいないものの、大いに参考になるはずです。 さらに地域にもよりますが、各警察のウェブサイトで取り締まり重点情報を事前に確認できる場合があるようです。 ラジオ放送やSNSでも時々タイムリーな情報をキャッチできることもあるので、遠出するときにはいろんなところにアンテナを立てておくといいかもしれません。 このおいでおいで作戦に限らず、普段レーダーパトカー(レーパト)が良く取締りをおこなっている場所で「今日はいないから大丈夫」と思って加速すると、いつの間にか覆面パトカーが後ろの死角に忍び寄ってくるという、通称「“レーパト”いないいない作戦」という取り締まりもあり、意表を付かれたドライバーが次々覆面パトカーに追われるということもあるようです。 ドライバーは、どこでも取り締まりが行われることを意識し、絶えず安全運転を心がける必要があり、そのためにも様々な取り締まりの知識をインプットしておいて損はないと思います。
オービスガイド 大須賀克巳