最新「スピード取り締まり」がヤバい! パトカー見える前に“一網打尽”!? 恐怖の「おいでおいで作戦」&「いないいない作戦」の正体とは!
今後「おいでおいで作戦」のような取り締まりは増えるのか
新たな交通取り締まり手法である“おいでおいで作戦”ですが、メリットとデメリットの両面があるようです。その様子を観察した玉さんは次のように話します。 「追跡のための手間や時間のロスもなく違反車が次々と検挙されており、非常に効率的だと感じました」
また玉さんは、同じ速度取り締まり装置を使った経験のあるパトロールカーの元乗務員からこんな裏話を聞いたといいます。 「レーダーパトカーやレーザーパトカーは待機する位置や条件などによっては抜ける(違反車を計測できない)こともあるのです」 そのため、特に最新型のレーザーパトカーはシビアな場面において路面にタイヤの位置を合わせるためのマーキングをしているのではないかと感じたそうです。 もちろん巻き尺で測っていることもあるというので、マーキングについては他の理由も考えられますが、おいでおいで作戦の場合は移動させないのでその心配もなさそうです。 逆にデメリットはないのでしょうか。玉さんはこう話します。 「警察官が違反車を停車・誘導するために道路方面へ出て行くため、暗い夜間に行うのは危険が伴う取り締まり方だと感じました。 また違反車が余裕をもって入れる広いスペースが必要なので、市街地など空き地が少ない地域では難しいのではないでしょうか」 玉さんによると、2024年6月時点ではまだ他の場所で同様の取り締まりを目撃していないそうです。 ただし茨城県で、似たような取り締まりが行われているのを動画サイトで確認したといいます。 今は使えなくなった旧型速度取り締まり装置を搭載したレーダーパトカーを計測用(現認用)に使い、その先の敷地において違反切符の事務処理を行っていたといいます。 ただその方式だと多数の警察官が必要なので、2名で行えるおいでおいで作戦の方が人員面から見る限りでは効率的です。 また移動式オービスも2名程度で運用可能ですが、呼び出し状を発送したり、呼び出した先で複数の人員が関わることになります。 これについても、おいでおいで作戦はパトカーに乗車した2名の警察官のみで現場完結するので、その点も勝っているといえそうです。