【都知事選】“掲示板ジャック”どう対応する?公選法で『ポスターの内容』まで踏み込むのは難しい...『営利性』を規制する法改正なら可能か 弁護士が解説
「外枠だけの規制というのは割と権利侵害が少ない」
今後、今回の掲示板ジャックなどの事例をまねたようなことが発生する可能性もありますが、どのようにしていけばよいと考えますか? (亀井正貴さん)「選挙は民主主義の根幹なので、国家権力はできるだけ規制しない方がいいんですね。いろいろ批判はあるかもしれないですが、規制しない方がいいんですよ。ですから、公選法に関しては、何か弊害が出てきたときにそれに対処していくというのが一番現実的かなと思いますね」 亀井さんは、『ポスターの内容』までに踏み込むのは難しいが、『営利目的』なら排除できるか、という見解のようですね? (亀井正貴さん)「営利目的というのは、今回のように売るということですね。ポスターを使って儲けてしまうということですね。“外枠”だけの規制というのは割と権利侵害が少ないんです。中身(ポスターの内容)に入ってしまうと表現の自由に踏み込んでしまう。だから外枠だけだと割と改正もしやすいという面はあると思います」 (2024年6月24日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)