「どうしよう…」”迷ったら中古車を選ぶべき人”、その5つの理由【新車? 中古? シェア?!】
3:”中古車”という、ある種のギャンブル的要素を楽しめる
「極上車」「コンディション抜群」「新車並みのコンディション」といった魅惑の表現(?)が並ぶ中古車の世界。メーカー認定、中古車検索サイト認定など、一定の基準はあるものの、そこはやはり中古車だ。過度な期待はしない方が得策だろう。 裏を返せば、はじめから「中古車なんだから多少の傷ぐらいは仕方ない」といった割り切りができる人であれば、”中古車”という、ある種のギャンブル的要素を楽しめるはず。 ある程度は数をこなさないと”目利き力”は鍛えられないし、所詮は機械。百戦錬磨であるはずの中古車業界のプロフェッショナルでも「ありゃりゃ…」となる可能性が、ゼロではない世界なのだ。
4:一般的な使い方よりも年間走行距離が多め
“過走行”といわれる基準の目安は10年・10万キロ~(年間1万キロ~)といわれる。やはり、傾向としては走行距離が少ないほど査定額も上がる。たとえば年間8千キロ以内で収めると、手放すときにディーラーや買取り業者の”反応”がよくなるかも。 その一方、新車で購入しても3年・5万キロ走破すれば距離は多い方になる。下取りや買取りの際には、基準値より減額されてしまう可能性が出てくる(もちろん実際のコンディションは、メンテナンス頻度など車両によるのだが)。「かなり距離が増えていますね」と、セールスから早めに代替を勧められるかも?! クルマ購入時の選択肢として、ひとつには「新車を買って最後まで乗り潰す」という手がある。年間走行距離が多めの人には、ここでさらにもうひとつ「中古車を買ってガンガン乗り倒す」という手も提案したい。 ヘビーユーズの場合はより割り切れるし、「いろいろな車種に乗ってみたい」人にもおすすめだ。車種によっては海外の需要も見込まれ、減価償却していくと新車より「元を取れる」可能性があるかもしれない。
5:早くクルマイジりを楽しみたい!
少量生産の特殊なメーカーを除き、基本的には新車で購入したクルマには「新車保証」が付帯される。ただし、部品によっては社外品に交換しただけで、期間中でも保証適用外になってしまう可能性があるので注意が必要だ。 これが一定の期間をすぎたクルマ(たとえば新車から5年以降など)であれば、新車保証の呪縛(?!)から開放されているので、予算と法定点検をクリアできさえすれば社外品のパーツに取り替え放題だ。 むしろ新車保証が足かせとなってしまい、思うようにチューニングやカスタムがしにくいのであれば、あえて期間満了を迎えた中古車を選ぶという手もありそうだ。
────────── ●文:松村 透/月刊自家用車編集部 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。※各画像はイメージです。
月刊自家用車編集部