大相撲 宮城野部屋の松井がプロ初黒星「まだ慣れないところもある」前日は宮城野親方39歳誕生日にプロ初白星プレゼントも
「大相撲春場所・3日目」(12日、エディオンアリーナ大阪) 幕下最下位格付け出しでデビューした松井(宮城野)が、二番相撲でプロ初黒星を喫し、1勝1敗となった。西三段目筆頭の時蒼馬(時津風)にガッチリと上手を引かれ、粘りも及ばず寄り切られた。「まわしを取られたくなかったけど、立ち合いで取られた。組まれてからのことが何もできていなかった。そこを稽古で徹底したい」と反省した。 2日目の一番相撲は白星発進。宮城野親方(元横綱白鵬)の39歳の誕生日に吉報を届け、同親方からは「いい相撲だったな」とほめられたという。連勝を飾れなかった松井は「今日ダメだったので、稽古不足かな」と無念の表情。2日連続で相撲をとることもプロならではだけに「まだ慣れないところもある。対応していきたい」と課題にとらえた。 元幕内北青鵬の暴行問題を受け、閉鎖も検討される宮城野部屋の先行きは不透明な状況。入門したばかりの松井は、それでも「特にないです」と気丈に影響を否定した。