『Amazonファーマシー』薬局いかずにネットで処方!?新たな薬局のカタチで生活への影響は・・・便利になる?災害時などの地域医療インフラは?
増大する医療費・・・
日本医療にとって”医療費の削減”というのは重要なテーマの一つです。 2018年度に42兆だったものが、ここ4年で46兆に。3兆以上増えており、国家予算の中でかなりの負担になっていることは確かです。このうち、約8兆近くは調剤医療費という薬に関わるお金。 さらには健康保険料も上がっています。高齢化社会で医療費負担は重く、少しずつ全員で負担しないと、健康保険が成り立たなくなっているというのが現状です。
”とりあえずお薬”を省きたい
訪問医療で高齢者の家に行ったときに、タンスの中から薬がいっぱい出てきたとそういうこともあるそう。こうした薬の無駄を省くのに電子処方箋が一躍担えるということなんです。 例えば、眼科でも痛みどめ出されたけど内科でも同じ痛みどめ出されて、余っている、もしくは受けなくていいのに貰ってしまうってことはあると思いますが、電子処方箋で一括管理することができます。 でも、今の電子処方箋の普及率はたった「2%」 薬局は比較的高いですが、医療機関はシステムの大改修が必要でなかなか入れられないということもあって進んでいないそうです。
お薬は”かかりつけ薬局”で
薬をもらうとき病院の近くの処方調剤薬局でもらうのというのがこれまで”ありがち”でした。バラバラだと何の薬が出てるか把握できないので、一括管理が今まで難しかったということです。 かかりつけ薬局制度が成立すれば、薬局が把握できますので薬の重複も判断でき、無駄が減らせるとため、こうした動きになっているそうです。
”とりあえず病院”もなくしたい
ちょっと具合悪かったら病院のいつもの先生に診てもらおう、ちょっとした風邪でも、少しどこか痛いだけで病院行く。特に高齢者の皆さんはあると聞きましたが皆さんいかがでしょうか? 病院に行く前にかかりつけ薬局の薬剤師さんに尋ねることで、「そういう症状だったらあそこの先生の何かがいいんじゃないですか」というコンサルティングのような相談に乗ってくれたり、市販薬の紹介をしてくれることもあります。 ちなみに、ヨーロッパでは逆に医療機関には高くてなかなか行けないので、薬局に行くという仕組みになっていて、日本も目指しているそうです。