自転車交通安全訴え 女性ユニット「ちゃりん娘」話題に
大阪・女性ユニット「ちゃりん娘」に注目
自転車交通安全訴え 女性ユニット「ちゃりん娘」話題に
女性ユニット「ちゃりん娘」(所属事務所Door=大阪)が話題だ。大阪府警本部交通部「自転車対策室」の広報啓発モデルユニットに任命されたり、先月末には「スズカ8時間エンデューロ春sp2016」のイベントにフルメンバー13人が参戦したりするなど、注目を浴びている。そこで、先日行われた「白鷺中学校」(大阪市東住吉区)での「自転車交通安全教室」に足を運び、その活動をのぞいてみた。
交通ルールの徹底や自転車文化の振興目的に結成
「ちゃりん娘」は2011年6月にスタートした女性ユニットだ。交通ルールの徹底や自転車文化の振興・普及を図るための活動を継続的かつ安定的に行うことを目的としている。 スポーツ自転車の愛好者は900万人以上と言われており、そのスポーツ自転車を「楽しい」と感じてもらうことが使命だという。 2013年9月には、同ユニットのトライアスロンチームの3人が、初のトライアスロンである三木ラブトライアスロンに女性チーム部門でチャレンジし、女性チーム部門初代チャンピオンに輝いている。 2015年も、68件のイベント・レースに参加し、精力的に活動している。
広報啓発モデルユニットにも任命
そんな中、この日は「白鷺中学校」の運動場で生徒向けの自転車交通安全教室が催された。同校のある東住吉区は自転車の交通事故が非常に多いらしく「この中学校から(事故防止などを)発信していけたらいいなと思っています」(同校の校長)という。 すでに昨年、大阪府警本部交通部「自転車対策室」ができており、これは自転車が関係する事故が全国で最も多い大阪で、少しでも事故を減らそうと設けられた対策室だ。 府警交通総務課によると、府内の自転車が関係する人身事故は昨年に約1万2000件発生し、50人が死亡。今年は4月末までで約3700件あり、現時点で全国最多だという。 その広報啓発モデルユニットにちゃりん娘が任命されたわけだが、この日のイベントには、大阪府警本部、東住吉署や白鷺中学校の関係者をはじめ、ちゃりん娘からは相川沙季さん、松可奈さん、松本奈々さんの3人が参加。さらにはスタント会社のスタントマンによる交通事故再現も行われた。