「紙タバコ」vs「電子タバコ」どっちがコスパ良し? 健康のためには電子のほうがいいの? それぞれのメリット・デメリットも比較
かつてタバコといえば紙巻タバコが主流だったものの、近年では電子タバコや加熱式タバコが登場しシェアを伸ばしていると聞いたことがある人もいるでしょう。そこで気になるのが、紙巻きタバコと、電子タバコ・加熱式タバコのコストパフォーマンスの差はどのくらいあるかということです。本記事では電子タバコに注目し、紙巻きと比べてどちらがコストパフォーマンスは良いのか、またそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
紙巻きと電子、どちらのコスパが良いのか
まず、紙巻きタバコを吸う場合にかかるコストを見てみましょう。紙巻きタバコの価格は種類によって異なるものの、1箱あたり600円ほどかかるものが多くなっています。なお、紙巻きタバコにはタバコ税が含まれている点が特徴です。1箱は20本入りで、1日に1箱を吸うと仮定すると、1ヶ月(30日)の合計金額は「600円×30日=1万8000円」かかることになります。 一方、電子タバコはタイプによって「使い捨て式」「カートリッジ式」「リキッド式」の3種類に分類できますが、一般的に「電子タバコ」というとリキッド式を指すことが多いため、本記事ではリキッド式について取り上げます。リキッド式は本体とリキッドに加え、消耗品のコイルで構成される電子タバコです。本体は3000円~1万円程度かかりますが、使い回しが可能な点が特徴といえるでしょう。 1日に紙巻きタバコを1箱吸うのと同じ量を消費すると考えると、1日2ml、1ヶ月で60mlが必要と考えられます。リキッドは量によって金額も異なりますが、15mlで800~900円ほど、60mlなら3500円程度で購入することが可能です。 また、コイルは使用頻度にもよるものの、2週間に1度程度交換するのが目安となっているため、1ヶ月で2回交換が必要で、月に800円程度かかるでしょう。電子タバコの場合、本体を購入しなくてはいけないため初期費用はかかりますが、それ以降はリキッドとコイルの交換費用のみ必要なため、ランニングコストが抑えられます。 さらに、紙巻きタバコと異なり、タバコの葉を使用していないためタバコ税がかからない点も電子タバコの特徴といえるでしょう。これらをふまえると、紙巻きタバコと電子タバコでは後者のほうがコスパがよいといえます。