[山口県]「RIZIN」メインマッチ、一本勝ちで地元沸かせたい 周南のサラリーマン格闘家、摩嶋一整選手
周南市の毛利道場(毛利昭彦代表)所属の格闘家、摩嶋一整選手(33)が17日、名古屋市である人気格闘技大会「RIZIN」のメインマッチで強敵、アゼルバイジャンのヴガール・ケラモフ選手(32)と戦う。「地方の選手でRIZINという大きなイベントでメインをはれるのは自分以外いないと思うし、期待も高いので一本勝ちして地元山口を沸かせ、盛り上げたい」と意気込む。 ケラモフ選手はフェザー級(66キロ)の前チャンピオン。今年2月の佐賀大会で同カードが組まれ、格闘技ファンの関心を集めたが、母国でのトラブルの影響で来日できず、対戦がかなわなかった。摩嶋選手は「(佐賀大会時点より)成長しているし、自信があるのでむしろラッキー。思い切りいく」と仕切り直しを前向きに捉える。 摩嶋選手はサラリーマンと両立しながら2020年からRIZINに参戦。斎藤裕、クレベル・コイケ、金原正徳と国内外トップクラスの選手に3連敗を喫したが、その後は国内の強豪相手に3勝1敗と好調を維持している。 今回の試合は5分3ラウンドのMMA(総合格闘技)ルールで舞台はケージ(金網)。「ケラモフはレスリング系でテイクダウンしてからの組み技が強い。得意がかぶっているのでどちらが上を取るかの勝負になる」とみており、「いつも練習を壁でやっているのでケージは得意。持ち味である組み技をガンガンぶつけて戦うだけ」と話す。 大舞台を前に、「体重も順調に落として、あとは水の調整くらい」と仕上がりは上々。「節制も飽きたので早く戦って、どれだけ強いか試したい。勝てばベルトが見えてくる」と静かな口調に闘志を秘める。 会場はポートメッセなごやで午前11時開場、午後1時開始予定。