【360度画像】おおさか東線・JR淡路駅を公開「色でも駅がわかるように」
おおさか東線・JR淡路駅を公開「色でも駅がわかるように」
JR西日本は24日、2019年春の開業に向け準備を進めている「おおさか東線」の北区間に設置される4駅「南吹田」「JR淡路」「城北公園通」「JR野江」の駅名を午後に本社で開かれた会見で発表した。この4駅のうち「JR淡路駅」(大阪市東淀川区)駅舎の内部公開が同日行われ、多くの報道陣が訪れた。
同日午後に行われた会見によると、各駅ごとに駅舎の基本コンセプトを持っているという。JR淡路駅のコンセプトは「菅原道真と淡路」。淡路の地名は平安時代に菅原道真が中州(中島)であったこの地を淡路島と間違え、上陸したことに由来すると伝えられている。そのことから、当時の川の流れと地形などを表現したという。 駅の入り口には、菅原道真が好きだったという「梅」をモチーフにしたという柱が設けられ、照明もそれが立体的に見えるようにと工夫されている。
また、ホームの壁面やエレベーター扉、階段の手すりやトイレなど、各所に梅を表すピンク色が施されていた。この色は、同駅のイメージカラーにもなっている。しかし、単にピンク色を壁に描いているだけではなく、ある「ねらい」もあるという。 関係者は「電車を利用されている方が、すぐに色で『JR淡路だ』とわかるよう、各駅にイメージカラーを設定しています」と笑顔で話す。例えば、利用者が寝ていて目覚めた時など「駅名標を見なくても、ぱっと見ただけでわかるようにした」と関係者は続ける。
このほか、南吹田駅には稲穂の黄金色を表す「オレンジ」。城北公園通駅には水のイメージで青、JR野江が猿楽の衣装の色である「緑」というイメージカラーが設定されたそうだ。
おおさか東線は、2019年春の開業を予定している。