ススキノ火災 重体男性、従業員女性にDVか 北海道警が口頭注意
札幌市の繁華街ススキノのガールズバーで26日、男女4人が負傷した雑居ビル火災で、北海道警察が今月上旬、交際相手によるドメスティックバイオレンス(DV)の可能性があるとして、やけどを負った従業員の20代女性を避難させ、放火した疑いのある男性(41)に口頭で注意していたことが28日、道警などへの取材で分かった。 男性がその後、女性の避難先を特定し監視するような行為をしていたことも判明。つきまとった末に事件に発展した可能性もあり、道警が詳しい経緯を調べている。 道警によると、女性は7日、同市中央区の札幌中央署薄野交番を訪れ、当時交際していた男性について「5日に別れ話でもめ、彼氏が暴れた」と相談。DVの可能性があり、2人が同居していたため、道警は翌8日、女性を親族宅に避難させ、男性に口頭で注意した。男性が交流サイト(SNS)で自殺をほのめかす投稿をしており、とどまるように説得もした。