「ひとまず行ってから考えよう!」自分も家族も大満足の秘密基地!リビングをまるっとハイエースに移動!【MyCar秘密基地計画】
ソロキャンプを楽しむ人は多いが、クルマを秘密基地化することで、自分も家族も楽しめる空間が手に入る。ハイエースをカスタムし、リビングのように使うキャンプの達人・松田隆史さんの愛車を拝見! 【カスタム車の画像を詳しく見る】 「CAMP HACK」で編集長を務める松田隆史さんが、キャンプをするためのクルマとして選んだのは、アメ車風の顔にカスタムしたハイエース。どことなくアメリカ“西海岸”を感じさせる仕上がりだ。
「このクルマを手に入れてからフットワークがとても軽くなりましたね。『ひとまず行ってから考えよう!』と、あまりプランを計画せずにサッと出かけることも多くなりました。仕事柄、キャンプ場にロケに行くことも多いのですが、圧倒的にクルマでの前乗りが増えました。サービスエリアで仮眠すればいいとか、クルマの中で作業すればいいとか思うと、精神的にも開放され自由になった気がします」 ハイエースのスーパーGLワイドというグレードは車幅が広い。車中泊仕様のベッドと荷物を積んでも、4人家族で不便を感じることはないという。 「自分の中では“家族ができても絶対キャンプにいきたい”と思っていたのでこのクルマにしましたが、結果は大正解でした。夜泣きするくらいの小さい頃から連れて行きましたが、リビングごと移動している感覚もあり、不便さを感じることはなかったですね。アウトドアと自宅のいいところを本当に両立している感じでした」 子どもがいることもあって、そこまでの遠出はしていないそうだが、湖畔に泊まった後のさわやかな朝、屋根にチェアを上げて座って飲むコーヒーは格別だとか。ただ、問題もないわけではない。子どもが大きくなると松田さんのスペースがなくなることが予想されるという。
「今は4人でも広々寝られますが、将来は厳しい。自分の寝床の確保が問題ですが、屋根の上にテントを立てて一人で寝るのがいいと思っているんですよね」と少し嬉しそうに話す。「問題」とは言いつつも新たな試みを楽しむつもりなのだろう。松田さんのバンライフはまだまだ続いていきそうだ。 (※「GoodsPress」7月号の記事をもとに構成しています)
<取材・文/今雄飛(ミラソル・デポルテ)>