大谷翔平、ダルビッシュ有のツーシームは「沈まない」 ソフトバンク尾形崇斗が新たな勝負球に挑戦中 有原航平には握りを学ぶ
ソフトバンクの尾形崇斗投手(25)が3日、8年目の来季へ向けて新たな勝負球の習得に取り組んでいることを明かした。従来は直球とスライダーを軸に配球を組み立ててきたが、今オフは「変化球の部分でいろいろ変えていきたい」と挑戦中だ。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 候補の一つがツーシームだ。「大谷(翔平)さんとかダル(ダルビッシュ有)さんとかのツーシームは沈まない」した上で、日本代表で2人を知る甲斐拓也に「(2人のように右打者に)向かってくるような速いツーシームを投げる投手は日本にはなかなかいない」と言われたことを明かした。 習得に乗り出した尾形を戸惑わせたのが、ツーシームの握りだった。「どういうグリップがいいのかなっていうのを考えても思い浮かばなかった」。そこで3日にみずほペイペイドームで先輩の有原航平に握り方を質問。「面白いというか、自分に合う感じのグリップを教えてもらった。今日も少しネットスローで試したんですけど、まだまだって感じ」とわくわくした様子だった。 7年目の今季はけがの影響で出遅れながら、終盤に1軍定着。自己最多の12試合に救援登板して2勝3ホールド、防御率2・31をマーク。初体験の日本シリーズではチーム最多の4試合に登板するなど、飛躍の足掛かりをつかんだシーズンとなった。 今月1日には小久保監督が「1イニング(限定)でいく選手はもう6人いる」とリリーフ陣について言及。勝ちパターンの松本裕樹やロベルト・オスナらとともに尾形の名前も挙がった。 「素晴らしいピッチャーの中に自分の名前もあったので、すごくうれしかったんですけど、もっともっと何でもできるように練習はしないといけない」。育成ドラフト1位で2018年に入団し、着実にステップアップしている右腕がさらなる成長を目指す。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社