田中佑美はプラス思考で突破「五輪3本走れる。ラッキーだと」敗復突破で準決勝へ 珍エピ披露「起きたらロンタイなくて」福部のタイツ借り激走
「パリ五輪・陸上女子100m障害・敗者復活戦」(8日、フランス競技場) 田中佑美(富士通)は12秒89の3組2着で準決勝進出を決めた。同種目では日本記録保持者の福部真子が予選で突破を決めており、五輪準決勝に複数の日本選手が出場するのは史上初となった。 【写真】抱きしめられて泣き出さんばかり 準決勝決まって海外選手からぎゅっ レース後、田中は「予選の順位と記録であれば、(以前のように)敗者復活戦なければもしかしたら直で通過だったのかなとちょっと考えながら昨日は寝ました。もしこれで準決勝進出できたら五輪で3本走れるって、それ(敗者復活)がないとなかなかないのでラッキーだと思って気持ちを入れ替えて走りました」と、ちゃめっ気たっぷりに振り返った。 ゴール後は「とりあえずフィニッシュを決めて、あとはお祈りって感じでした」と笑顔。前夜のエピソードを明かし「眠れました。私結構どこでも寝れるタイプなので。エピソードを1つ言うと、寝る前にウエアとかの準備をしていたはずなんですけど、朝起きたらロンタイ(ロングタイツ)がなくて。そしたら(福部)真子さんが起きはって。『どしたん?』って。ロンタイがないんですって。今日、真子さんのロンタイ履いてるんです。帰ったらすぐ洗って返さないと」と、笑いを誘った。