夫婦二人暮らし共働きで、食費は「月10万円」。節約のために休日だけ自炊していますが、逆に食費がかかっている気がします…普通でしょうか?
夫婦共働きだと平日なかなか食事を作る時間がなく、外食したりお惣菜やお弁当で済ませたりする家庭もあるでしょう。節約のために休日だけでも自炊するようにしたところ、逆に食費がかかるようになる可能性もあります。 本記事では、共働き世帯の1ヶ月の食費の平均とともに、共働きでも食費をおさえるためのコツについてご紹介します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
共働きの夫婦2人暮らし世帯における1ヶ月の食費の平均は?
総務省統計局による「2023年 家計調査(家計収支編)」によると、夫婦共働きで子どものいない世帯における1ヶ月の食費の平均は7万7494円です。内訳は表1の通りです。 表1
出典:総務省統計局「2023年 家計調査(家計収支編)二人以上の世帯」を基に筆者作成 今回の事例では「毎月の食費は10万円」なので、平均より2万円以上食費がかかっていると考えられます。
休日だけの自炊は食費が高くなるの?
休日のみの自炊だと、平均より食費が高くなると考えられます。 夫婦2人分の1ヶ月の食費が7万7494円ということは、1日あたり約2600円で、1人につき約1300円の計算です。しかし、今回の事例では休日だけ自炊するということなので、平日は外食をしたり、お惣菜やお弁当を買ったりすると想定しましょう。外食やお惣菜・お弁当の費用が1人1日1000円だとすると、2人で月におよそ4万円はかかる可能性があります。 1ヶ月の食費の平均である7万7494円から4万円を差し引いた3万7494円で、2人分の朝食と休日の夕食を自炊するための費用を賄う必要があります。自炊にかかる費用が月に3万7000円におさえられない場合、食費が平均より高くなってしまう可能性もあるでしょう。
共働きでも食費をおさえるコツ
外食が多いと食費がかさみがちなので、平日もなるべく自炊することが節約のポイントです。共働きだと仕事から帰ってくる時間が遅くなるなど、平日の自炊はなかなか難しいでしょう。そのため、少しでも楽に自炊できるコツをおさえておくことをおすすめします。 例えば、1週間の献立をあらかじめ決めておき、休日に必要な食材をまとめ買いしておくとよいでしょう。平日に買い物へ行ったり献立を考えたりする手間が省けるため、自炊のハードルが低くなる可能性があります。また、時短調理器具や下処理済みの食材を活用するなどして、短時間で楽に自炊できる方法を考えるのもよいでしょう。 もちろん外食をまったくしないようにする必要はありませんが、家計簿アプリで支出を把握するようにして「気づいたら外食にお金を使いすぎていた」ということのないようにすることが大切です。