浜辺美波や赤楚衛二らが学生たちの悩み相談に回答!『六人の噓つきな大学生』公開記念特別授業をレポート
浅倉秋成のベストセラー小説を映画化した『六人の嘘つきな大学生』の公開記念特別授業が、11月2日に明治大学で開催。主演の浜辺美波をはじめ、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠が登壇し、学生たちの悩み相談に答えていった。 【写真を見る】公開記念特別授業で学生たちに語る浜辺美波と赤楚衛二 就職活動を舞台に、6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、それぞれの暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合っていく“青春ミステリー”要素を掛け合わせ、怒涛の伏線回収で大人気を博している同名小説を実写映画化した本作。先月行われた完成披露舞台挨拶に続き、6人が再び揃ったのは、劇中で山下が演じる矢代つばさが在籍していた明治大学だ。本日「第140回明大祭」が行われている和泉キャンパスにて、抽選から選ばれた250名の学生を前に「六嘘チーム」が公開記念特別授業を行った。 あいにくの雨天だったが、年に一度の学園祭ということで、多くの店が並んだり、様々なイベントが開催されるなど熱気あふれる大学の様子に、浜辺たちは興味津々の様子。 6人が教室に登場すると、学生たちは熱烈な拍手で大歓迎した。あまりの熱気に6人は「凄い、凄い」と嬉しそうに場内に手を振りながら笑顔を見せ、特別授業がスタート。映画公式SNSで募集した学生ならではの悩みや疑問に次々と回答していった。 実際に就活を控えた大学生からは「将来の夢の見つけ方がわからない。もし芸能界に入っていなかったらどうしていたか?」という質問が。幼いころから女優として活躍している浜辺は「小学生のころにオーディションを受けて入った。入ったからにはこの道で頑張ろうと思っていた」と、山下は「小学生のころからアイドルを観るのが好きでいつかやりたいと思ってオーディションに応募した。でも13歳~17歳まで何度も落ちていた。そして17歳の時に乃木坂46に入ることができた」というエピソードを披露。 夢の見つけ方に関して赤楚は「夢が見つからない時はもう少し広く捉えたらいいと思う。人を楽しませたいのなら、美容師だったり、営業職だったり、例えば飲食店だったりいろいろと選択肢はあると思う」と、倉は「やりたいことが無いことは悪いことではないと思う。僕は理系の学校で毎日白衣を着ていた。もともとは就職するはずだったけど、いまはお芝居をしている」と、佐野は「紙に死ぬまでにやりたいことを書いてみてほしい。自分もやってる。忙しいかもしれないけれど、経験を積むと自分と向きあう時間もできてくるし世界が狭く感じる」とアドバイスをした。 さらに「譲れないものはあるか?」という質問に浜辺は「三半規管が強いこと。乗り物酔いもしたことが無い」と語る。浜辺とは逆で三半規管がとても弱いという西垣は「テレビゲーム愛は負けない。新作が出ると寝ないでクリアしちゃう」とコメント。山下は「カップラーメンをよく食べるけど体内時計が正確でしっかり3分測れる。毎日同じ時間に眠くなるし、アラームの10分前には起きれる」と驚きの特技を披露。でもアラームを切ってしまうことで「二度寝をしてしまって遅刻してしまう」とも笑顔で告白。 またキャスト陣を驚かせたのは、倉の「移動中は絶対に寝ない。家に帰るまで寝ないし、遅刻もしない」というエピソード。場内からも驚きの声が上がった。そして締めを飾ったのは佐野。「10年前からM!LKでドームツアーをしたいと言ってる。この目標は変えないし絶対に譲れない」と力強い言葉に拍手が起きた。 最後は浜辺から「この作品は6人で作り上げた作品。劇中では対立もしているけれど、最後まで目が離せないような作品にするためにみんなで頑張りました。ぜひ劇場で観てほしいです」とコメント。 ここで終了するかと思いきや、急遽スタッフにも内緒のサプライズが。「この映画は6人全員が座長のような作品。最後に客席にいる人に指名された人に締めてもらいましょう!」と語り、急遽客席の学生にマイクが渡された。学生に指名されたのは山下。「私も皆さんと同じくらいの年齢の時は仕事をしつつも、将来などいろいろな不安や悩みを抱えていたので、そういう不安がある人もいると思う。でもその先に見えてくる光だったり、醜い部分が見えたとしても、なにを信じたらいいのか、信じるべく物が見つかる、そんな映画になっているのでぜひたくさんの人に観てもらいたい」と語った。 最後は250人の学生とともに記念撮影。今作の宣伝活動で生まれた「六嘘ポーズ」を全員で決めるなど、笑顔の絶えない撮影となった。 特別授業終了後、6人が向かったのはなんとキャンパスのエントランス。学園祭を楽しむ多くの方の前にサプライズで登場。この日、六嘘チームが明治大学に来ていること自体発表されていなかったこともあり、突然の出来事に黄色い悲鳴が飛び交った。熱気あふれるサプライズ会場の様子に、キャスト陣も笑顔で感謝を伝えた。 文/山崎伸子