左肩、腰を強打し救急車で運ばれた御嶽海が連敗脱出で6勝目 舞の海氏から休場勧告も強行出場
<大相撲九州場所>◇10日目◇19日◇福岡国際センター 6日目に肩、腰を負傷した西前頭7枚目の御嶽海(31=出羽海)が西前頭10枚目の宝富士(37=伊勢ケ浜)を押し出して6勝目を挙げた。左臀部(でんぶ)にテーピングを巻いて強行出場。土俵中央で探り合う場面もあったが、最後は右からおっつけて相手の左を封じて押し出した。 8日目の高安戦では一方的に寄り切られ、NHK解説の舞の海秀平氏(56)から「まったく相撲が取れる状態じゃないので、わたしは明日から休場するべきだと思います」と“勧告”された。それでも痛みに耐えて出場。執念で連敗を3で止め、勝ち越しまであと2番とした。 御嶽海は6日目に同5枚目の琴勝峰(25=佐渡ケ嶽)と対戦。土俵際まで一気におされながらも、右から逆転の引き落としを決めた。5勝目を挙げたが、相手を引き落としたときに、自らも土俵下に転落。左肩、左腰を強打し、担架で運ばれると、その後、救急車で病院に向かっていた。