【ゴルフ】笹生が3年ぶり2度目の全米女子オープン制覇!渋野は2位
5月30日(木)に開幕した女子ゴルフの世界五大メジャー大会のひとつ『全米女子オープン』の第79回目となる2024年大会の最終日が6月2日(日)に行われ、日本の笹生優花が通算4アンダーで3年ぶり2度目となる全米女子オープン優勝を果たした。メジャー2勝目は、男女含めて日本人としては史上初。その他の日本勢は、渋野日向子が通算1アンダーで2位タイに入るなど、5選手がトップ10以内に入る健闘を見せた。 【動画あり】笹生優花がボールがカップインする前に動き出すほど自信のパット!16番ホールで優勝を手繰り寄せるバーディを沈める 最終日は、上位陣がスコアメイクに苦しむ中、笹生はバック9で勢いに乗った。首位から3打差で最終日をスタートした笹生は、2番ホールでバーディを奪うも、6番パー3では4パットで痛恨のダブルボギーをたたき心が折れかけた。しかし、その後の5ホールをパーでしのぐと、12番でバーディを奪い首位タイに浮上する。続く13番もバーディで通算3アンダーに伸ばして単独首位に立った笹生は、15番で慎重にバーディパットを沈めると、16番パー4では1打目がグリーンオンするスーパーショット。イーグルパットは惜しくも外れたが、この日5つ目のバーディを奪いメジャー2勝目をぐっと引き寄せた。 17番でボギーをたたいた笹生は、18番も2打目でグリーンを外す厳しい展開だったが、3打目をピンそばに寄せるナイスアプローチでしっかりとパーセーブして、優勝可能性が残された渋野とアンドレア・リーのホールアウトを待った。そして、最終18番で最終組を回るリーの1打目がホールインワンしなかった時点で、笹生の2021年以来の全米女子オープン優勝が決定した。 4日間を終えて、アンダーパーだったのは笹生と渋野の日本人2人のみ。そんなタフなコンディションの中、22歳11か月13日の笹生は、史上最年少で全米女子オープン2勝目の偉業を達成した。
一野洋 Hiroshi Ichino