渡辺謙 主演を務めた大河で超大物俳優と共演「本当にこの人、天下人かな」圧倒される 打ち上げでは決意
俳優の渡辺謙(65)が4日放送のTBS「人生最高レストラン」(後11・15)にゲスト出演。NHK大河ドラマでの、超大物俳優との共演を振り返った。 【写真あり】松平健 “師匠”勝新太郎さんとの出会いを明かす「映画でしか見たことなかったんで緊張しましたね」 渡辺は1987年、27歳で大河ドラマ「独眼竜政宗」の主人公・伊達政宗役を務めた。豊臣秀吉役は勝新太郎さん(1997年死去)が務めており、同作には政宗が小田原攻めに遅参して、秀吉と初対面を果たす場面があった。 撮影前にはプロデューサーが渡辺をメークテスト中の勝さんのもとへ連れて行き、あいさつをするように促したが、勝さんは鏡越しに渡辺を見ながら「おお…小田原で会おう」と一言話しただけだったという。 渡辺は「とにかくガチンコでやりたいと」勝さんの思いを明かすと、秀吉から打ち据えられるシーンについても「アドリブ」と勝さんのアイデアだったと回顧した。 驚いたかと問われると「いやもう俺は、死んでもいいぐらいの気持ちで行ってたから。もちろん殺されはしないだろうけど、もう何が起きてもいい」心境だったと明言。シーンは一発でOKが出て、勝さんからは「ああ、いい目をしてるな」との言葉をもらったと振り返った。 緊張感は違ったのかと確認されると、「うん。本当にこの人、天下人かなと思いましたもんね」と貫禄に圧倒されたと語った。 その後、勝さんの撮影が終わった日に打ち上げが行われたが、渡辺は勢いで「一生役者を続けていく覚悟ができました」と宣言したという。 「やっぱりもう1回勝さんと仕事がしたい。だから一生やっていく覚悟ができました」と話したと言うが、「でも“ここまで覚悟なかったんかい”って話じゃないですか。お前なあって話ですよね」と自らツッコんで苦笑。勝さんからはツッコまれることはなく、「おお、そうかそうか」と言われたと懐かしんだ。