阪神・秋山拓巳、史上初ファーム通算1000投球回を達成
（ウエスタン・リーグ、広島ー阪神、21回戦、20日、由宇）今季限りでの引退を表明している、阪神の先発・秋山拓巳投手（33）が史上初のファーム通算1000投球回を達成した。 【写真】犬とふれ合い笑顔を見せる秋山 試合前時点で、997回2／3を積み重ねており、2回1／3を投げて大台に到達。三回無死一塁から曽根に左前打を許したが、左翼の野口が一塁走者の宇草を三塁で刺して達成した。「ちょっとわがままを言って。頑張ってきた証しではないですけど、ファームで、もう少しで1000イニング到達なので。そこをクリアさせてくださいということで」。引退発表後も鳴尾浜で黙々と調整を続けてきた。そして迎えたこの日、志願のマウンドで3回を3安打無失点。後輩たちの前で、自身が積み上げてきた長年の経験と実力を披露した。 24日にはウエスタン・ソフトバンク戦（鳴尾浜）で引退試合が予定されており、30日の1軍DeNA戦（甲子園）では試合前にユニフォームを着てマウンドで投球する「ファイナルピッチセレモニー」が行われる。プロ15年間で2桁勝利を3度、通算49勝を挙げた右腕が、残り2回のマウンドで有終の美を飾る。
