15日公示された衆議院議員選挙の期日前投票が16日から始まりました。 会場では同じ日程で投開票が実施される知事選と合わせた投票が行われています。 衆院選の期日前投票は、16日から始まり、市町村役場やコミュニティセンターなど県内合わせて46カ所で行われます。 このうち富山市役所の期日前投票所は午前8時半に開場し有権者が次々に訪れていました。 今回の衆院選は28年ぶりに知事選と投票日が同じ日程となっていて、会場には、先に告示された知事選、それに小選挙区、比例代表、国民審査の合わせて4つの投票箱が設置され、有権者は決められた順路に沿って1票を投じていました。 ＊富山市選挙管理委員会　桜井光王参事 「投票用紙の交付誤り。選挙の違う投票用紙を配ることが全国的に言われているので、十分注意して事務を進めたい。同日選になったということで一緒に投票に行く方が多いのではないか、この後きていただければ」 期日前投票は一部の会場を除いて投票日前日、今月26日の午前8時半から午後8時まで投票を受け付けます。 衆院選は富山1区に5人、富山2区に3人、富山3区に3人が立候補していて、今月27日に投開票が行われます。 ＊リポート 「午後3時20分、7限目の授業が今終わりました16日、こちらの高校では放課後に18歳以上の高校生などを対象にした衆院選、県知事選の期日前投票が行われます。その投票所の事務をするスタッフも高校生です」 　 2016年6月に選挙権年齢が18歳に引き下げられてから、魚津市では過去11回の選挙が行われていますが、10代の投票率はここ数年30％を下回っています。 このため魚津市選挙管理委員会は若者の投票率向上を目指していて市内すべての高校に臨時の期日前投票所を設置することにしています。 16日は新川高校で期日前投票が行われ応接室で魚津市に住民票がある18歳以上の高校3年生12人を対象に投票を受け付けていました。 県の選挙管理委員会によりますと県内で高校に臨時の期日前投票所を設けるのは初めての取り組みだということです。 また今回、教育の一環として高校2年生が選挙事務の体験を行いました。 投票を終えた高校生は… ＊投票を終えた生徒（18） 「はじめての投票だったが、新しい体験で楽しかった。せっかくもらった権利、全員が投票すれば自分が作りたい国や県になると思う」 　　 ＊選挙事務を体験した生徒（17） 「17歳の私でも選挙に関われるのは貴重な経験だった。国や政治を任せる方を選ぶのは責任が伴うんだなと思った」　 魚津市では来週22日まで市内5校を対象に各校1日限定で臨時の期日前投票所を設けます。 一方、富山市の印刷会社では衆議院議員選挙で立候補者の公約などを掲載する選挙公報の印刷作業が行われています。 富山一区の選挙公報を担当する富山市の印刷会社でも印刷作業が行われ、県選挙管理委員会の職員が立ち会い、刷り上がった広報にインクの染みや汚れがないかなど、仕上がりを確認していました。 県内の選挙公報は、16日中におよそ45万部印刷され、今月18日から各家庭に配布されることになっています。