「カフェ」「ビストロ」「グランメゾン」異なるフランス料理店5つの呼び名
ちょっとフォーマルな食事の席での所作、冠婚葬祭などで交わす会話の言葉選び、お客さんとしてお呼ばれしたお宅での過ごし方…。 生活の何気ないシーンでも、大人のマナーをさらっとこなせたら素敵ですよね。 【マンガで読む】意外に知らない?正しい日本食のマナー。スウェーデン人漫画家と一緒におさらい! TPOにあわせたマナーは千差万別。何が正解なの?と迷ったことも多いのではないでしょうか。 今回は知っているようで知らない、大人のキホンのマナーをご紹介します。 ■「ビストロ」「ブラッスリー」「レストラン」……お店の格を知っておく フランス料理といっても、すべてがかしこまったお店ではありません。お店の性質を知っていると、気分や目的に合わせて選べます。 フランス料理を提供するお店は、大きく分けて5つ。 「カフェ」はお茶だけでなく、軽めの食事も楽しめるお店。グラスワインなど、アルコールも楽しめます。 「ブラッスリー」は大衆居酒屋といったところ。「ビール製造所」という意味で、ワイン以外のお酒もいただきやすいお店です。 「ビストロ」は「居酒屋」の意味ですが、家庭的でボリュームのある料理が出されることが多いお店。 「レストラン」はやや高級なお店です。先に挙げたカフェなどのお店にドレスコードはありませんが、レストランに行くときは、ジャケットや襟つきの、やや改まった装いを心がけましょう。 「グランメゾン」は最高級のお店。男性はスーツでタイを着用し、女性はワンピースなどでドレスアップします。 作=岩下宣子 【著者プロフィール】 岩下宣子 「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)がある。 ※本記事は岩下宣子著の書籍『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』から一部抜粋・編集しました