【モラハラのターゲット】になる人の共通点とは? 本人が無自覚なまま 「洗脳までの3ステージ」をのぼってしまう、4つの資質とは?
モラハラの洗脳。第3段階は否定と批判や暴言のスタート
『彼と結婚をしたのは付き合って半年めでした。早すぎる気もしましたが、彼からずっと一緒にいたい、Mちゃんがそばにいないと不安だと言う彼を安心させたいと思ったのです。彼の辛かった過去の話を聞いてから、彼を守るのは自分しかいないという思いが日に日に大きくなっていたからです。』 結婚後、Mさんの仕事は残業が多い仕事だったので、夫より帰宅が遅い日が続きました。帰宅しても妻がいないのは寂しい、明るい家に帰りたいと夫がいいうので、Mさんは仕事をやめることにしました。Mさんの職業はデザイナー。会社を辞めても、デジタル環境が整っていれば在宅でもできるデザイナーの仕事はできるので、退社後も仕事を続けていました。しかし会社員時代とくらべると顧客がたくさんいるわけでもなく、お小遣い稼ぎ程度の収入しかありません。 『それでも夫の帰宅を家で待っていられる、夫のために食事の用意も毎日できることに満足していました。もちろん夫も私が仕事を辞めたことを喜んでくれていると思っていたのですが、その頃から夫の態度が変わってきたのです。帰宅した夫に話しかけても無視、食事を見ると「これが夕食?」と呆れた顔をして言います。そして私には「稼ぎもろくにないくせに家でゴロゴロしていて、いいご身分だよね」と今までの夫とは別人かと思うようなことを言う日がありました。』 この状態はMさんの夫が徐々に妻を洗脳している段階です。モラハラ男性が妻を洗脳するにはステップがあります。 【前編】では、モラハラ夫の洗脳までの「三段階」のプロセスについてお伺いしました。 続きの【後編】では、モラハラ夫が妻を洗脳するまでの「4ステップ」とは? モラハラを受けている人が、人に話を聞いてもらうことで起きる心の変化とは?…についてお話いただきます。
モラハラ/HSP専門カウンセラー 麻野祐香