京アニ事件判決 「主文後回し」極めて厳しい刑か 京都地裁
日テレNEWS NNN
36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件の裁判で、京都地裁は、青葉真司被告に対する判決の主文を後回しにしました。極めて厳しい刑が予想されます。中継です。 「主文後回し」と告げられた瞬間、被告は、微動だにせず、まっすぐ前を見つめていました。 青葉真司被告は、2019年、京都アニメーション第1スタジオに放火し、36人を殺害した罪などに問われています。 検察は、先月「日本の刑事裁判史上突出して多い被害者数である」と事件の重大性を指摘し、争点となっている責任能力については、自身の作品が京都アニメーションに盗用されたという被告の妄想は「動機を強化した程度で限定的」と死刑を求刑しました。 一方、弁護側は、「被告は事件当時、妄想や幻聴に支配されていて責任能力はない」と無罪かそうでなくても減軽されるべきと主張していました。 京都地裁は25日の裁判の冒頭で、主文の言い渡しを後回しにして認定した事実などを読み上げています。 判決はまもなく言い渡される見込みです。