岩谷麻優がIWGP女子王座を懸けて闘いたい選手を明かす「中野たむや渡辺桃、他団体なら彩羽匠」【週刊プロレス】
7月11日、“世界に轟くスターダムのアイコン”こと岩谷麻優がABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」に出演した。 【写真】岩谷麻優のABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」収録風景
「今週のハンター」のコーナーで“家出ハンター”として紹介された岩谷。冒頭は自身の半生を描いた映画「家出レスラー」をなぞる形で、プロレスラーになったきっかけをトーク。メインパーソナリティーを務める増田英彦さん(松竹芸能)はクラッシュギャルズ時代の女子プロレスに熱狂。全日本女子だけでなくジャパン女子の大阪周辺の大会には足を運んだという。 しかし1989年、長与千種引退を機に足が遠のいていたがスターダム7・7後楽園を観戦。「純粋に楽しかった」と感想を述べ、同大会でメインに登場した岩谷の姿には、「華がある。ドロップキックもきれいし、たたずまいからトップのオーラが出ていた」と評した。また、約30年ぶりに感じた女子プロレスの会場の雰囲気には、「昔と違って男性客が大変多くて、アイドルのコンサート会場的な雰囲気にもなってる」と感じたそうだ。 ほかに目立ったのが外国人客。これには岩谷も、「最近では海外で試合をさせていただく機会が増えてきてるので、海外の人にもスターダムが広まってきてるのかなと思ってるんですけど」と返した。 同番組のアシスタントを務めるABC武田和歌子アナウンサーも、「体格では私の方が大きいんじゃないかと思うぐらいなんですけど、普段着の姿を見ると、ほんとにかわいらしいお嬢さんという感じなんですけど……チャンピオンで、トップなんですよね?」と驚きの表情。岩谷は現在スターダムに唯一残っている1期生。デビュー直後には東日本大震災が起こり、2019年に女子プロレス大賞を獲得した翌年にはコロナ禍に見舞われた。決して順風なプロレス生活ではない。 岩谷は「本当に大変でした。試合もできないし、ずっと家にいなきゃいけない。試合が再開されてもお客さんが声を出しちゃいけない状態。無音の状態で試合をしなきゃいけないという中にあって、“何のために試合してるのか?”“お客さんに伝わってるんだろうか?”って不安で、最初はどうしていいかわからなかった。“頑張れ!”とか“やり返せ!”とかいう声援を手拍子とかに変えて背中を押してもらってましたけど、無音っていうのはお客さんはいるんだけどいない感じで」と2020年を振り返った。 リスナーからの質問に答える形で、「(IWGP女子王座を懸けて闘いたい選手は)メチャメチャいます。自分は、(男子の王座も含めて)このIWGPの最多(連続)防衛記録を作りたいというのを目標にやっていってるので。中野たむや渡辺桃、他団体なら彩羽匠とかとやりたいですね。IWGPのシングルでは本当に誰の挑戦でも受けるというのをモットーにやってるので、このベルトに挑戦したいって言ってくれる人がいれば、どこでも、誰でも」と語ったほか、女子プロレスラーの給料事情も明かした。 最後に、「来月始まる『5★STAR GP』はシングルの祭典、シングルで誰が一番強いかを決める闘いなので、ガッチリとシングルで岩谷麻優の闘いだったり、ほかの選手の闘いを見れると思うので、ぜひ会場に来ていただいて、ナマのプロレスを楽しんでいただけたらなと思います」と締めくくった。 なお、岩谷が出演した模様はradikoプレミアム(有料)で番組終了1週間後まで聴取可能。
週刊プロレス編集部