大谷翔平がMLB史上初43-43の偉業達成 チームも首位攻防4連戦の初戦を制してゲーム差『5』に拡大 注目の50-50まで残り27試合
◇MLB ドジャース10-9ダイヤモンドバックス(日本時間31日、チェイス・フィールド) 【画像】愛犬デコピンをかかえる大谷翔平選手 ドジャースの大谷翔平選手が、敵地・ダイヤモンドバックスとの首位攻防戦4連戦の初戦に「1番・指名打者」で先発出場。2安打1打点1本塁打1盗塁1死球の活躍で、MLB史上初の43-43(43本塁打43盗塁)を達成し、チームもダイヤモンドバックスとのゲーム差を5に広げました。 大谷選手は初回、先頭で迎えた第1打席に相手先発のゲーレン投手の初球をライトへはじき返し、いきなり2ベースヒットで出塁。その後、1アウトから3番フリーマン選手に今季18号2ランが飛び出し、ドジャースが2点を先制に成功します。 2-2の2回には、ドジャースが連続安打で1点を追加して、0アウト1、3塁から第2打席を迎えた大谷選手でしたが、右肘にデッドボールを受け出塁。その後、ベッツ選手の犠牲フライで1点を追加し、1アウト1・3塁となると、フリーマン選手の打席で1塁走者の大谷選手がスタート。悠々と43盗塁目を決め、史上初の43-43達成へ、残り1本塁打とします。 しかしドジャースの先発・カーショー投手が振るわず。2点の援護を受けた初回に2失点を喫すると、2回には先頭打者にソロホームランを浴び、2回途中27球3安打3失点の内容で降板。2番手のケリー投手も2失点で、3回までに同点に追いつかれてしまいます。 その後、試合はこうちゃく状態となりますが、均衡を破ったのは首位・ドジャース。 6回2アウト3塁から大谷選手が打席に立つと、カウント1-2から4球目、相手マンティプリー投手の外角へのチェンジアップが低めに抜ける暴投となり、この間に3塁ランナーが帰還し勝ち越しに成功。 大谷選手は第3打席と第4打席は2打席連続の空振り三振となりましたが、続く7回はスミス選手が第17号3ランホームランを放ち、ドジャースがリードを4点に広げます。 そして8回、大谷選手の第5打席でした。2ストライクに追い込まれますが、3球目の甘く入った149キロのストレートを捉えると、高々と上がった打球はレフトスタンドに飛び込み、第43号ソロホームラン。MLB史上初の43-43を達成しました。 この日の大谷選手は4打数2安打1打点1本塁打1盗塁の活躍で、チームも勝利。同地区2位のダイヤモンドバックスとのゲーム差を5に広げました。 大谷選手の所属するドジャースは残り27試合。全試合に出場すれば51.8本塁打51.8盗塁ペースのため、50-50の大偉業にも期待がかかります。 ▽過去の40-40達成者(本塁打-盗塁) 1988年 ホセ・カンセコ (42-40) 1996年 バリー・ボンズ (42-40) 1998年 アレックス・ロドリゲス (42-46) 2006年 アルフォンゾ・ソリアーノ (46-41) 2023年 ロナルド・アクーニャJr. (41-73) 2024年 大谷翔平(43-43)