スガ シカオ、初の小説執筆に「書き始めたら止まらなくなっちゃって」
初の自伝小説的エッセイ集を初回限定盤に同梱
『Acoustic Soul 2014-2024』の初回生産盤には、200ページを超える自伝小説的エッセイ集「実録小説 ヤグルトさんの唄」が付属する。 スガ:初めての小説ということで。最初は付録だから100ページぐらいあればいいよってことだったんですけど、書き始めたら止まらなくなっちゃって! 200ページ以上になって、CDよりも時間がかかっています(笑)。 タカノ:ボリュームもすごいですし、内容もすごくおもしろいです。親子の感動爆笑エピソード満載の1冊でした。 スガ:うちの母親ってとんでもない人なんですよね。 タカノ:スガさんのお母さまのあだ名が「ヤグルトさん」なんですよね。ヤグルトさんが主役の小説というイメージがありました。 LiLiCo:親子の話って楽しいじゃない。間違いないよね。 スガ:いや~、僕はけっこうやらかされてますけどね(笑)。 タカノ:ヤグルトさんのエピソードはどれも強烈なんですよね。 スガ:お金をかすめ取られたり、ギターを隠されたりと強烈なんですよ。 タカノ:僕が好きだったのは、寝ているスガさんの顔面にラジカセを落としちゃった話です。あと、インスタント焼きそばを湯切りせずにラーメンとして提供するエピソードも好きです(笑)。 スガ:早稲田大学の受験の当日にそれを食わされて、それで俺は早稲田に落ちたんですよ(笑)! タカノ:チャーミングですごく明るくて、それでいて毎日朝5時に起きて築地市場に通われて働かれていた、真面目で愛情深い一面もある。笑えるだけじゃなくすごく泣ける、スガさんのユーモアが詰まった小説になっています。 スガ:CDと同じぐらい自信があるので、ぜひ読んでいただきたいです。 続いてスガから、作詞と小説執筆で異なるポイントを訊いた。 スガ:文章を書くのは好きだから、長文はちょこちょこ書いているんですよね。その流れで書いているんだけど、(小説は)文字制限がないから言いたいことが全部言えるんですよ。歌詞はめちゃくちゃ文字制限が厳しいから、違う言葉に入れ替えたりすることがあります。 LiLiCo:今後、また別の小説ができるかもしれないですよね。 スガ:どうですかね(笑)。自分のことは書けるけど、新たな物語になると想像できないですね。 LiLiCo:曲が書けるから大丈夫よ! タカノ:読者としては期待しちゃいますね。小説のエピソードのなかには、この曲の元になっていますみたいなのがいっぱいあるんですよね。 スガ:そうそう! タカノ:なので、小説を読むとより曲の深みが増すというか、スガシカオガイドブック的な役割もあるんですよね。 スガ:ありがとうございます! タカノ:最後になるんですけども、今日の番組テーマがネオ昭和ということで、スガさんから昭和の曲を選曲していただきます! スガ:僕はこの曲がJ-WAVEから流れてきたらどんなに幸せかっていうものを選んできました。大橋純子さんの『たそがれマイ・ラブ』です! スガシカオは12月9日(月)よりアルバム『Acoustic Soul 2014-2024』リリースを経た全国ツアー「Shikao & The Family Sugar TOUR ~Acoustic Soul~」を開催予定。詳細や最新情報は、公式サイトまで。 アーティストがスタジオに生出演し、トークと音楽をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。