ジャイアントパンダの赤ちゃん誕生 和歌山・アドベンチャーワールド
和歌山県白浜町の動物園や遊園地があるテーマパーク「アドベンチャーワールド」は15日、飼育している雄のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」と雌の「良浜(らうひん)」との間に赤ちゃんが誕生したと発表した。 2年ぶりにパンダの自然交配 アドベンチャーワールド「様子見守る」
14日夜に誕生 性別は雌、体重は75グラム
同園によると、赤ちゃんは14日午後10時32分に誕生。性別は雌で、出生時の体重は75グラム。全長は15.5センチだという。 同園ではこれまで15頭のジャイアントパンダの繁殖に成功しているが、これまでで最も小さく生まれた明浜(2006年12月23日生まれの雄、誕生時84グラム)よりも小さく誕生したことになる。 体が小さいため自力で母乳を吸うことができないため、現在、担当飼育員が保育器を使って授乳のサポートを行いながら、赤ちゃんの健康状態を見守っている。
公開日は親子の様子を見ながら決定
今年4月6日から9日にかけ、永明と良浜の自然交配を確認。7月下旬には良浜がエサの竹の摂取量が低下するなど妊娠の兆候がみられていた。今月8日にはさらに摂取量が低下し、落ち着かない行動が目立っていたことから、出産の兆候がみられていたという。 今回の赤ちゃん誕生により、永明は15頭の父親、良浜は9頭の母親となった。同園では2000年9月6日に初めての赤ちゃんである良浜の誕生後、今回を含め16頭の繁殖に成功している。また、永明は、自らが持つ自然交配に成功したパンダの最高齢記録をさらに更新した。 公開日は、親子の様子を見ながら決定するとしている。