復興へ、サッカー元日本代表が能登の子どもと交流 「一生の思い出」
サッカー元日本代表たちが20日、金沢市の金沢ゴーゴーカレースタジアムに結集し、能登半島地震で被災したサッカー少年たちとふれ合った。 【写真】能登の小学生たちとサッカーを楽しむ元日本代表の中沢佑二さん(中央)や坪井慶介さん(左奥の番号2)=2024年4月20日午後1時24分、金沢市の金沢ゴーゴーカレースタジアム、土井良典撮影 日本サッカー協会会長・宮本恒靖さんや守備の要だった中沢佑二さん、FW岡野雅行さんや佐藤寿人さんら15人が参加。珠洲市や能登町など5市町の5チーム48人の子どもたちとサッカーを楽しんだ。岡野さんは「みんな楽しそうでこっちが元気もらった」と話した。 輪島市の河井小5年の岩崎思琉(しう)さんと坂口凛桜(りお)さんは河井地区で火災が起きたこともあって避難中。「遠くから来てくれてうれしいし、仮設住宅があって芝のグラウンドが使えないので、芝の感触が久しぶりで気持ちよかった」。液状化などの被害を受ける七尾市和倉温泉の近くから参加した清水琉斗さん=山王小6年=は「選手はテクニックやシュート力がすごかった。絶対、一生の思い出になる」と喜んだ。 触れ合いは有志の呼びかけに選手らが呼応し実現。日本代表と県のサッカー関係者によるチャリティーマッチがあった。(土井良典)
朝日新聞社